毎年2月3日は節分の日。
「立春」の前日に豆をまいて邪気を払い福を招き入れるこの風習は、室町時代にはすでに習わしとして記録に残っていたという。
おそらくほとんどの人にとって1年に1度の「豆を買わなければいけない日」に向けて、小売店の棚には1月から豆商品とともに付録の鬼の面が並びだしていた。
節分の前、1月10日から筆者はスーパーやコンビニを15店舗回り、それぞれの節分商品とともに「鬼の面」を入手。
自宅でプリントさせる“セルフお面”から太鼓がついた豪華セットまで、各チェーンの個性が光る「鬼の面」たちを一挙に紹介したい。
ピーコックで6種類の鬼面を大量ゲット
最初に訪れたピーコックでは一挙に6種類の鬼の面を入手した。
プラ面付福豆(稲葉ピーナツ)
炒り豆が入った小袋とともに、立体感がリアルなプラスチック製の鬼面の付録つき。
ちなみに節分で豆をまく行為は、「豆=魔を滅する」という意味からで、生の大豆ではなく炒り豆を使うのは、炒ることで邪気が芽吹くことを防ぐため、また「豆を炒る=魔の目を射る」という語呂合わせからともいわれている。フードウェイでも発見。
鬼面付き福豆(アリックス)
こちらもプラスチック製の鬼面付き。
先ほどの稲葉ピーナツの鬼面と比べて輪郭がやや角ばっている以外はほぼ同じ顔立ちで、鬼の裏面の製造元を見ると同じ「櫻井工業本店」となっている。いなげやでも発見。
グリーン豆節分豆(春日井製菓)
商品のプラ製パッケージを切り抜いて作るタイプの鬼の面。オレンジ鬼がデザインされた「うすピーナ節分豆」の別バージョンあり。
オーガニックからつき落花生(イオン)
イオンのプライベートブランド、トップバリュの落花生を購入するともらえるこちらの鬼の面。
ピーコックは2013年からイオンの子会社となっているため、取り扱いがあるのだろう。
この商品のようにパッケージ入りでないお面は、特定の商品に限ってもらえるケース、節分関連商品すべてについてくるケース、さらにはメーカーに返却するディスプレイ用もあるので、注意が必要である。
小鬼の小袋(豆富本舗)
絵のタッチが日本昔ばなし風の鬼の面は年配者向けか。
小袋には炒り豆の他、スティック状のかりんとう「唐変木」や、鬼の足跡をかたどったキャンディー、あられ菓子の「鬼さん太鼓」などが入っていた。成城石井、三浦屋でも発見。
ミニパック福豆鬼面入り(アリックス)
小分け包装の炒り豆入り。
ヨークフーズ、セブンイレブン、いなげや、イトーヨーカドーと最も多くのスーパーで見かけたのがこの鬼の面だった。
大家族向けか、イトーヨーカドーでは鬼の面5枚入り商品を発見。ヨークフーズ、セブンイレブンでは節分豆コーナー全商品対象のノベルティとして置かれていた。
鬼の裏面には「豆まきの由来」という豆知識が書かれている。
ヨークフーズで発見した“元祖”鬼の面
ポリッピーチョコ(でん六)
節分商品付録の元祖とも言うべきでん六の鬼面。今年はワールドカップイヤーということで頭にサッカーボールとゴールネットをデザイン。
赤塚不二夫(フジオプロ)制作・監修の鬼の面は1972年にスタートし今年で54年目。でん六のHPには歴代鬼の面がアップされており、一見の価値あり。
売り場の節分豆商品すべて対象の付録として置かれていたが、やはりここはでん六商品を購入の上入手。
いなげやでは直径1メートル大の巨大ディプレイにもなっていた。
福々めん(でん六)
「鬼なりきり節分セット」がついたこちらの商品はヨークフーズ、いなげや、ミニストップでも見かけた。
オーケーでは“セルフ面”を発見
福豆煎り大豆(川越屋)
商品パッケージに「熱烈なオーケーファンのお幸せを願って」とあるように、オーケー限定の鬼面。
無料のセルフ面
オーケーのサイトから画像をダウンロードして自宅で作るセルフ面。赤鬼、青鬼、塗り絵用の3種類あり。
高級スーパー・成城石井ならではのハイグレード鬼面
ミニ鬼太鼓(伊藤軒)
炒り豆にミニ鬼面とでんでん太鼓がついた節分セット。
でんでん太鼓には、音を鳴らして魔除けや厄払いする以外にも、裏表のない子供に育つようにという願いが込められているという。付録がミニ鬼面のみの商品もあった。
こちらの鬼面は、以前紀ノ国屋で購入した同じ伊藤軒の節分商品「大面赤鬼」の鬼面のミニバージョンといえるだろう。ちなみに製造元はやはり櫻井工業本店である。
枡入節分豆(内山藤三郎商店)
新潟県産大豆を使用した炒り豆が個包装された商品の付録として入手した鬼の面。
この商品のように、パッケージの裏に鬼の面が収納されているケースもあるので、見逃さないよう表裏をしっかりチェックする必要がある。
もっともリアルな鬼面・フードウェイ
節分福升(ミツヤ)
炒り豆と紅白の衣でコーティングされた豆菓子が入った商品の付録。
今年入手したコレクションの中で最もリアルに描かれた鬼の裏面には、「お面をかぶって車の通る所で遊ぶのはやめましょう」という注意書き入り。
また、こちらの売り場では節分関連商品を購入すると、きびだんご商品で知られる天狗堂宝船製の桃太郎のお面がもらえた。
ファミリーマートでも入手
節分福豆(かつまた)
スーパーだけでなく、コンビニでも鬼の面は入手できる。
いなげやでは縁起物商品でもお面がもらえる
ひいらぎ(千葉県産)
鬼の面をもらえる商品は炒り豆だけではない。
ヒイラギの枝に鰯の頭を刺したこちらの商品は、玄関や勝手口に飾ると葉のトゲ、鰯のにおい、豆ガラの音が鬼を追い払うといわれている縁起物。
鬼の面はピーコックで購入した「グリーン豆節分豆(春日井製菓)」についてきたバージョン違いのようだが、供給元はどこだろうか。来年分の調査対象としたい。
各メーカー・店舗の個性が光る
私は毎年この調査を行っているのだが、今年は多くの新メンを入手し、メーカーやスーパーの節分商品へのモチベーションの高まりを感じさせる調査となった。
節分に、この記事が皆さんにとっての推しの鬼メンを入手する一助となれば幸いである。
<取材・文/ボニーアイドル>
【ボニー・アイドル】
ライター。体験・潜入ルポ、B級グルメ、芸能・アイドル評などを中心に手掛ける。X(旧Twitter):@bonnieidol
【関連記事】
・
中野サンプラザ白紙化、新宿駅前も未定に。東京の大規模再開発が“決まらない”異常事態のナゾ
・
バター×手羽の背徳つまみ。料理研究家・リュウジから教わった鶏レシピの中毒性がヤバい
・
「まいばすけっとは都民への罰」イオンの小型スーパーが首都圏で1200店舗にまで増えたワケ。「ご褒美感がない」のは戦略だった
・
スタバの店員の“声がけ”はノルマだった?「客に話しかける回数」が「評価項目になっている」という噂をスタバに問い合わせてみた
・
「QBハウスより安い」“カット690円”の美容室で散髪してみた。「細かいリクエストを伝える客」への対応に感じたこと