1月30日(金) 5:20
エアコンの電気代は「消費電力(キロワット)×電気料金単価(円/キロワットアワー)×使用時間」で計算できます。
消費電力はエアコンの取扱説明書などに記載されていますが、「ワット」で記載されている場合は「÷1000」をして「キロワット」に変換しましょう。電気料金単価は契約している電力会社などによって異なるため、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている「31円(円/キロワットアワー)」で計算します。
例えば、冷房時の消費電力が770ワット、暖房時の消費電力が870ワットのエアコンの場合だと、以下の通りです。
【冷房時】770ワット÷1000×31円/キロワットアワー×1時間=23.87円
【暖房時】870ワット÷1000×31円/キロワットアワー×1時間=26.97円
消費電力が一定と仮定した場合、24時間つけっぱなしにした場合の1ヶ月の電気代は、冷房稼働時が約1万7000円、暖房稼働時が約1万9000円となり、いずれも2万円近くかかってしまう可能性があります。
エアコンを1日8時間、1日12時間つけた場合の1ヶ月の電気代との比較を表1にまとめました。
表1
| 8時間 | 12時間 | 24時間 | |
|---|---|---|---|
| 冷房時 | 約5700円 | 約8600円 | 約1万7000円 |
| 暖房時 | 約6500円 | 約9700円 | 約1万9000円 |
※筆者作成
1日8時間稼働させた場合と比較すると、月1万円以上電気代が高くなる場合もあるようです。
経済産業省 資源エネルギー庁によると、エアコンをつける時間を1日1時間短縮した場合の年間の電気代は、冷房時で約580円、暖房時で約1260円節約できるとされています。
ただし、エアコンは外気温と設定温度の差が大きいほど消費電力量が大きくなります。そのため、こまめに消して室温が戻ってから再びつけるより、使用環境や外気温、断熱性能によっては、つけっぱなしにして室温を安定させたほうが電気代を抑えられる場合もあるでしょう。
外気温との差が大きいときは基本的につけっぱなしにし、差が小さいときは必要に応じてこまめに消すようにするとよいかもしれません。
猫は人と比べて暑さ・寒さの影響を受けやすいこともあるため、部屋の温度を適温にしてあげなければストレスを感じたり体調を崩したりしてしまいます。
猫の適温は21~28度前後といわれているため、そのくらいの室温をキープできるようエアコンを調節しましょう。
環境省によると、エアコンの設定温度を1度緩和した場合、消費電力量を冷房時約13%、暖房時約10%削減されると見込まれています。エアコンの電気代が気になる人は、猫がストレスを感じない範囲でできるだけ設定温度を緩和してみるとよいでしょう。
ただし、猫が暑さで息苦しそうにしていたり、寒さで体を丸めたりしているようであれば、設定温度を見直す必要があります。
エアコンの電気代は消費電力と使用時間で決まります。消費電力によっては、毎日24時間つけたままにすると月2万円近い金額の電気代がかかることもあります。
今回のように猫を飼っている家庭では、猫が快適に過ごせる室温をキープするためにエアコンをつけっぱなしにすることもあるでしょう。しかし、外気温と設定温度の差が小さいときは、つけたままにするよりも、こまめに消したほうが電気代を節約できる場合もあります。
また、エアコンの設定温度を緩和することで電気代を節約する方法もあるので、猫の様子をよく観察しながら、ストレスのない範囲で調節してみてください。
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Qカタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約 空調
環境省 家庭部門のCO2排出実態統計調査 家庭のエネルギー事情を知る
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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