1月29日(木) 14:00
まず、大手キャリアやそのオンライン専用・サブブランドを利用している場合の一般的な料金を見てみましょう。データ容量20〜30GBのプランに、通話オプションや補償サービスなどを付けると、1人あたり月額3000〜4500円程度に収まることが多くあります。
仮に1人4000円とすると、家族4人で月額1万6000円、年間では約19万円です。この状態が20年続いた場合、単純計算で支払総額は約380万円にもなります。家族割引を利用していても、通信費が家計に占める割合は決して小さくありません。
株式会社400Fが行った「オカネコ 格安SIMに関する調査」によると、大手キャリアを利用しているユーザーの端数が格安SIMへの乗り換えを検討しています。
次に、家族4人全員が格安スマホへ乗り換えた場合を考えてみます。現在の格安スマホは、月10〜20GBで2000〜3000円前後のプランが主流です。通話が少ない家庭であれば、通話オプションを付けても1人あたり月額3000円程度に抑えられます。
仮に1人3000円とすると、家族4人で月額1万2000円、年間では約14万4000円です。大手キャリアと比較すると、年間で約21万6000円もの差が生まれます。
この年間約21万6000円の差が20年続くと、節約額は約420万円になります。これは車1台分、子どもの教育費の一部、老後資金の足しにもなる金額です。通信費は毎月必ずかかる固定費だからこそ、見直した際の効果が非常に大きいと言えるでしょう。
もちろん、格安スマホには注意点もあります。店舗が少ない、昼休みや夕方に通信速度が低下する可能性がある、キャリアメールが使えなくなるなど、人によっては不便に感じる点もあります。ただし、最近はオンラインサポートの充実や通信品質の改善が進み、日常利用で困る場面は大幅に減っています。
ここで重要なのは、「乗り換えで損しないための確認」を事前にしておくことです。たとえば、家族の中に動画視聴やテザリングを頻繁に使う人がいる場合、月20GBでは不足する可能性があります。その場合は、容量を増やしたプランにするか、外出先ではWi-Fiを活用するなど、使い方の整理が必要です。
また、通話が多い人は「通話し放題」や「5分かけ放題」を付けるかどうかで月額が変わります。通話明細を1〜2ヶ月分見れば、最適なオプションは判断しやすいでしょう。
さらに、端末の買い替えタイミングもポイントです。今のスマホがSIMフリー対応ならそのまま使えることもありますが、古い機種だと対応バンドの違いで電波が弱くなる場合があります。
加えて、乗り換え時にはMNP予約番号の取得や本人確認など手続きが必要で、慣れていない人には少し手間に感じるかもしれません。
とはいえ、一度流れを把握すれば次回以降はスムーズです。家族全員が同時に動くのが難しければ、まずは1人が試しに乗り換えて使用感を確認し、問題がなければ他の家族も切り替える方法も現実的です。
通信費の見直しは、家族全員でまとめて行うことで最大の効果を発揮します。
「長年使っているから」「いまさら変えるのが面倒だから」と現状を続ける前に、一度料金と使い方を整理してみましょう。家族4人での格安スマホへの乗り換えは、家計を大きく改善する現実的な選択肢の一つです。
株式会社400Fオカネコ 格安SIMに関する調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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