1月29日(木) 4:30
東日本旅客鉄道株式会社の旅客営業規則第294条によると、乗車以外の目的で乗降場に入場しようとする場合は入場券を購入・所持しなければならないと定められています。そのため、トイレの利用を目的に駅改札内に立ち入る場合でも原則として入場券が必要です。
東京付近における電車特定区間内の各駅の場合、入場券の料金は大人150円、小児が70円となっています。今回のケースでは駅改札内のトイレを利用する際にかかった150円は入場券の料金にあたるため、たとえ電車に乗っていなくても返金の対象にはなりにくいでしょう。
定期乗車券は指定区間内であれば自由に乗り降りできますが、基本的に列車への乗車目的以外には利用できません。またJR・私鉄を問わず、多くの鉄道事業者では、定期券を入場券として利用できず、改札内に入るには入場券またはIC入場サービス等が必要です。
なお、交通系ICカードで誤って入場してすぐに引き返すと、改札機の設定により入場取消として自動的に出場できる場合があり、料金が発生しないことがあります。うまく出場できない場合は、係員に申し出て入場記録を取り消してもらえるケースもあります。
一方、トイレ利用など乗車以外の目的で改札内に入る場合は、入場券またはIC入場サービスの対象となり、出場時に入場料金が精算されます。
東日本旅客鉄道株式会社はIC入場サービス「タッチでエキナカ」を展開しています。タッチでエキナカとは、交通系ICカードを使って駅構内へ一時的に入場できるサービスです。これにより、送迎や駅ビルでの買い物や食事などの際、スムーズに駅構内へ入出場できます。
同一駅の自動改札機を2時間以内に入出場した場合、自動改札機を出場した際にチャージ残額からタッチでエキナカの料金が自動で差し引かれます。利用料金は大人が150円、子どもが70円となっており、基本的に各駅の入場券と同額です。
ただし、Suica定期券区間内およびIC企画券の有効区間内の駅では、タッチでエキナカを利用できません。また、以下の駅・改札口もサービスの利用対象外です。
・JR東日本以外の私鉄や地下鉄などが運営や管理を行っている駅
・JR線と他の私鉄や地下鉄などとの乗換駅に設置されている乗換改札口
・他の私鉄や地下鉄などとの通過サービスを実施している改札口
・簡易Suica改札機のみを設置している駅や改札口
・新幹線のみ停車する駅
・新幹線の改札口や乗換改札口
そのため、これらの駅構内に入場したい場合は従来通り入場券が必要です。
乗車以外の目的で駅改札内に立ち入る場合は入場券が必要です。定期券を使えば指定区間内を自由に乗降できますが、原則として列車への乗車目的以外の利用は認められていません。
なお、JR東日本のSuicaエリアの在来線改札内はタッチでエキナカを利用することで、料金はかかるもののSuicaで入場が可能です。駅構内に入場する際は必ず入場券を購入して、正しい利用を心がけましょう。
東日本旅客鉄道株式会社
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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