1月28日(水) 4:20
結論から述べると、家族のクレジットカードであっても、許可の有無にかかわらず、カードの名義人以外の人がクレジットカードを使用してはいけません。
クレジットカードを発行する会社は、カード名義人に対して規約を定めています。文言は違えど、規約には「名義人本人のみが当該カードを使用できる」旨が書かれているはずです。
例えば、あるクレジットカード会社の規約には「カードは、券面上に会員氏名が表示されており、かつカードに署名欄がある場合においては、署名欄に自署した会員のみが利用できる」としており、他人に貸与や譲渡などは一切できないと明記されています。
つまり、カードに記載された名義人のみが使用できるということです。
クレジットカードを持っている人は、カードの所有権は自分にあると考えるかもしれませんが、実際は違います。カードはクレジットカード会社に所有権があり、名義人(会員)に「貸与」しているものです。貸与されたものである以上、勝手に第三者へ貸すことはできません。
ちなみに貸与はできませんが、本人がほかの人のためにカードを使用することは可能です。例えば今回のケースでは、親が自身のクレジットカードを使用してごちそうする場合、これは問題ありません。
仮に、名義人以外がカードを使用した場合、以下のようなリスクがあります。
・カードが利用停止になる
・補償が適用されない
・ほかのカードを作る際の審査に影響する
第三者に対するカード貸与などは規約違反になり、場合によっては利用停止ないしは強制解約になるおそれがあります。
また、名義人以外が使用した際に不正利用が起きてしまった場合、被害の補償を受けられない可能性もあります。
さらに、利用規約に違反して利用停止や解約のペナルティーを受けてしまった場合、その履歴が残り、ほかのクレジットカードを作りたくても審査に悪影響が及ぶケースがあります。
クレジットカード会社の中には、家族カードを発行するサービスを提供しているところがあります。
家族カードは、家族の名義で発行されるものの、支払い請求は本会員に行われます。例えば父親を本会員として、母親や子どもたちの家族カードを発行した場合、母親や子どもたちの利用額を支払う責任者は、本会員である父親です。
家族カードには、本会員カードと同等の補償や特典が適用される場合もあり、利便性は高いです。支払いは親に任せ、自分用のカードを持ちたい場合は、家族カードの発行を検討しましょう。
関係性がどうであれ、他人名義のクレジットカードを使用することは利用規約違反になります。そのため、子どもであっても親名義のカードを使用することはできません。
利用規約に違反すると、カードの利用停止や強制解約、新しいカードを作る際の審査への悪影響、補償の除外などさまざまなリスクに見舞われるおそれがあるため注意が必要です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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