1月27日(火) 4:10
奨学金は、進学前に申し込む「予約採用」と、進学後に申し込む「在学採用」があります。もし予約採用のタイミングを逃していても、入学後に大学を通じて申し込める在学採用があるため、今からでもチャンスは残っています。
特に日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、多くの大学で入学後に説明会や募集が実施され、申し込みルートが用意されています。進学後に申し込む場合は、大学の奨学金窓口(学生課など)から案内される流れが基本です。
また、奨学金には「貸与型(借りる)」と「給付型(返さない)」があり、家計状況や学業基準により対象が変わります。まずは“借りられるか”だけでなく、“返さなくていい支援があるか”も同時に確認するのが、家計を守るコツです。
奨学金で利用者が多いのは、JASSO(日本学生支援機構)の貸与奨学金です。大きく「第一種(無利子)」と「第二種(有利子)」があり、第一種のほうが条件は厳しめですが、利息が付かない分、卒業後の負担が軽くなります。一方で第二種は利息が付くものの、第一種より利用しやすく、必要額に応じて選択しやすいのが特徴です。
申し込み方法は、進学前の「予約採用」と進学後の「在学採用」に分かれます。予約採用は高校在学中に学校を通じて手続きを進める方式で、合格後の資金計画を立てやすいのがメリットです。ただし、今の状況で「もう高校は卒業している/予約採用は逃した」という場合でも、在学採用で十分に間に合う可能性があります。
奨学金=借金、というイメージが強いですが、実は「返還不要(給付型)」の支援も存在します。代表的なのが、国の「高等教育の修学支援新制度」で、給付型奨学金と授業料・入学金の免除または減額がセットで受けられる仕組みです。
制度は令和2年4月から始まっており、家計基準や学業要件などの条件を満たすと支援対象になります。
さらにこの制度は近年拡充されており、令和7年度(2025年度)からは多子世帯の学生等について、所得制限なく授業料・入学金を一定額まで無償化する方針も示されています。
もし「お子さんが3人以上いる」「家計が厳しい」など該当可能性があるなら、奨学金窓口で必ず確認しておく価値があります。授業料そのものが下がると、毎月の資金繰りが一気に楽になります。
「間に合うか不安」というときは、順番を決めて動くのが最短ルートです。まずは進学先の大学の公式サイトや入学案内で、奨学金・学費サポートの窓口(学生課、奨学金担当)と募集時期を確認しましょう。JASSOの在学採用は大学を通じて申し込むのが基本なので、大学側のスケジュール把握が最重要です。
次に、家計状況の整理をします。収入・貯蓄150万円・春に必要な支出(入学金、前期授業料、教材、PC、住まい)をざっくりでも書き出すと、借入必要額が見えます。
最後に「不足分を奨学金で埋める」のではなく、給付型や授業料減免も含めて“負担を減らす”方向で組み立てると、卒業後の返済に苦しみにくくなります。奨学金は申込書類が多いので、親子で役割分担して早めに準備するのが現実的です。
貯蓄150万円でも、奨学金を借りられる可能性は十分あります。予約採用を逃していても、入学後に申し込める「在学採用」があるため、今からでも間に合うケースは多いです。
また、奨学金は借りるだけでなく、給付型奨学金や授業料減免がセットになった「高等教育の修学支援新制度」も活用できる可能性があります。まずは進学先大学の奨学金窓口に連絡し、申込時期・必要書類・対象制度を確認することから始めましょう。
日本学生支援機構給付・貸与奨学金早わかりガイド
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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