私(アイ)は夫のマサヒロと、2人の息子ハヤトとダイチの4人家族です。私たちはハヤトが希望するA中学に入れるように、家族総出で必死のサポートを始めたのでした。この調子で成績を上げていけば、A中学への受験に間に合うかも……そう思っていたところなのに、ハヤトは私たちに嘘をついて遊びに行っていたことが発覚してしまうのでした。「ただ遊びたかった」ハヤトの言葉に私は怒りが収まりませんでした。家族総出でサポートをしてもらっているのに、どうして自分の欲を優先できるのだろう……その気持ちをハヤトにぶつけると、ハヤトは静かに私を睨んでいたのです。実母からも「もっと子どもを見ろ」と言われてしまい、私はますますイライラしてしまうのでした。
実母の言葉が心に残りつつも、私たちにはそんなことにかまけている時間はありませんでした。ハヤトのために、志望校に受かるために、少しでもいい偏差値の学校に進学させるために。私たちはますます受験にのめり込んでいきました。ハヤトは懸命に机に向かっていましたが、ある日大事件が起こるのです。
ダイチが黙々と進めていたパズルを完成させ、喜びはじめました。満面の笑みのダイチ。夫がダイチを褒めたとき、ハヤトが立ち上がり、無言でダイチの作ったパズルを壊し始めたのです。号泣するダイチ。私は思わずハヤトを叱ります。ハヤトは感情が爆発してしまい、そこらへんにあるものを投げ始めました。
私たちはハヤトのために一生懸命サポートをしていました。
ハヤトが希望するA中学に入れるように。もしA中学がダメでも、高偏差値帯の学校に入れるように。
それがハヤトにとって一番いいことだから。親としてできる限りのことをしてあげたいから。
その一心で、私たちはハヤトのために全力を尽くしていたのです。でもハヤトは壊れていきました。
夫が力ずくでハヤトを制止させたことを虐待だと言い張り、警察に通報したのです。
どうしてハヤトはこんな風になってしまったのでしょうか。
私たちはいったいどこで間違えてしまったのでしょうか。
わけが分からないまま、私はその光景を見つめていました。
原案・ママスタ脚本・渡辺多絵作画・よしはな編集・石井弥沙
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