1月27日(火) 2:10
株式会社DONUTSが運営するジョブカンから集計されたデータによると、2025年の冬季ボーナスの平均支給額は50万6547円でした。2024年の平均支給額は50万2657円であり、大きな変化は見られません。
また、企業規模別の冬季賞与の平均支給額は表1の通りです。企業規模が大きくなるほど、ボーナスも高くなる傾向が見られます。
表1
| 企業規模 | 冬季ボーナス平均支給額 |
|---|---|
| 1~29人 | 49万3389円 |
| 30~99人 | 44万9318円 |
| 100~299人 | 51万7836円 |
| 300~499人 | 44万4402円 |
| 500人~ | 56万4980円 |
※株式会社DONUTS「2025年の賞与平均支給額、速報値は「506,547円」/「ジョブカン」が冬季賞与の実態調査を性別・年齢別・企業規模別に実施」を基に筆者作成
掲題のように、60万円以上の冬のボーナスは500人以上の企業平均と比べてもやや多い金額といえるでしょう。
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービスdodaが実施した調査を基に、企業規模別のボーナスの平均総支給額とその内訳を表2にまとめました。先述のデータと同様、大企業ほどボーナスの金額が大きい傾向です。
表2
| 従業員数 | 平均総支給額 | 内訳 |
|---|---|---|
| 10~99人(小企業) | 71万1000円 |
冬:33万3000円
夏:32万4000円 その他:5万4000円 |
| 100~999人(中企業) | 115万3000円 |
冬:55万円
夏:53万9000円 その他:6万4000円 |
| 1000人~(大企業) | 163万6000円 |
冬:76万5000円
夏:80万5000円 その他:6万6000円 |
※パーソルキャリア株式会社「ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)」を基に筆者作成
政府が取りまとめた令和7年総合経済対策では、生活安全保障・物価高への対応が第一に掲げられています。具体的に掲げられている対策は、交付金の拡充や基礎控除の引き上げなどです。現在進行形で制度設計や導入に向けた動きが進んでおり、喫緊の課題といえます。
帝国データバンクの「2025年冬季賞与の動向調査」によると、冬季ボーナスの支給額が変わらないと回答した企業の割合は44.7パーセントでした。
前年から1.4ポイントの増加となっており、支給額が増えたと回答している企業の割合が微減していることを踏まえると、ボーナスの伸びは限定的です。これはインフレ圧力で原資の確保が難しいものと見られ、物価高の影響を示唆する内容となっています。
また、株式会社ロイヤリティマーケティングの調査によると、冬のボーナスの使い道は12年連続で貯金・預金が1位でした。物価高傾向もあり、掲題のように多少平均を上回る場合でも積極的に消費に回す人の割合はあまり多くないのかもしれません。
2025年の冬季ボーナスの平均支給額は約50万6500円で、前年と比べても大きな変化は見られません。ボーナス額自体は横ばい傾向が続いており、物価上昇に必ずしも追いついていない可能性があります。また、冬のボーナスの使い道は貯金・預金が中心で、消費に回す割合は比較的少ない傾向です。今後の支給額の動向に注目が集まります。
株式会社DONUTS2025年の賞与平均支給額、速報値は「506,547円」/「ジョブカン」が冬季賞与の実態調査を性別・年齢別・企業規模別に実施
パーソルキャリア株式会社ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)
首相官邸生活の安全保障・物価高への対応|令和7年総合経済対策
株式会社帝国データバンク2025年冬季賞与の動向調査
株式会社ロイヤリティマーケティング第63回 Ponta消費意識調査 2025年10月発表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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