1月27日(火) 4:40
コインパーキングの料金体系を巡る相談は、独立行政法人国民生活センターに10年以上前から寄せられています。中でも「一日最大○○円のはずなのに高額な料金を請求された」「平日と休日で料金が異なることが分かりづらい」といった内容が多いようです。
国民生活センターは2013年10月、業界団体である一般社団法人日本パーキングビジネス協会(JPB)へ要望書を出しました。JPBは、2014年9月に「時間貸駐車場における表示・運用に関するガイドライン」を策定しています。ガイドラインでは、主に以下のような内容が示されています。
(1)利用料金や利用条件などについて、独特な表現を多用せず、分かりやすく表示する。
(2)大きく理解しやすく表示をする。
(3)利用規約についても、利用者がコインパーキングを利用する前に確認できる状態で掲示する。
(4)統一的な表示に関する基準を作成することも検討する。
その後、横ばいとなっていた相談件数が再び増加したことから、国民生活センターは2018年11月には、ガイドラインのより一層の周知と、できる限り複雑な料金体系を避けるよう、改めて要望を出しています。
表示ルールの整備が進められているものの、料金表示を巡るトラブルは現在も発生しています。国民生活センターが2020年6月に公表した事例では、「当日最大600円」のコインパーキングに2日間駐車したところ、4000円を請求されたというものがあります。原因は、「土日祝日を除く」という条件が小さく表示されていた点です。
また、2024年8月には、「1日最大○○円」と書かれた駐車場に数日間駐車し、最大料金が1回しか適用されないことに気付かず、高額な料金を請求された例も取り上げています。
掲題の「24時間最大1200円」も同様のケースであることが考えられます。このように、最大料金の適用条件や曜日による料金の違いが分かりづらい表示が、利用者の誤解を招いている事例は少なくありません。
コインパーキングを利用する際は、「最大料金」を見るだけで安心せず、条件をよく確認することがポイントです。
駐車料金は、最大料金の上限や時間帯、曜日、駐車スペースによって変わる場合があり、土日祝日のほか、年末年始やイベント開催時の特別料金にも注意が必要です。また、看板の大きな表示だけでなく、入口や精算機付近に掲示された細かい条件のチェックも欠かせません。
条件が分かりづらい場合や疑問がある場合は、事前に駐車場の事業者に問い合わせるのが安心でしょう。万一、思わぬ料金トラブルが起きた場合には、表示内容を写真で記録し、領収証を保管したうえで、住んでいる自治体の消費生活センター等に相談しましょう。
コインパーキングの料金は、曜日や時間帯、駐車スペースなどによって変わり、複雑になっていることがあります。最大料金には適用回数や時間の上限がないか、看板の大きな表示だけで判断せず、入庫前に細かい条件を確認することが重要です。
もしトラブルが起きた場合は、表示内容を写真などで記録し、領収証を保管して消費生活センターに相談するのがいいでしょう。
独立行政法人国民生活センター 「1日最大○○円」 コインパーキングの料金は細かい条件も確認を
独立行政法人国民生活センター 「当日最大600円」のコインパーキングに2日間駐車したら4,000円請求された!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
【関連記事】
運転中に「LINE」の返信をしたら、反則金「1万8000円」をとられた! 赤信号で停車していたときなので危なくないはずですが、払わないとダメでしょうか?