【男子バレー】関田誠大が語る、移籍したからこそ感じたサントリーの強さ「『これは強いはずだわ』と思いました」

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【男子バレー】関田誠大が語る、移籍したからこそ感じたサントリーの強さ「『これは強いはずだわ』と思いました」

1月27日(火) 10:00

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関田誠大インタビュー前編

【移籍した理由は、ただひとつ】1月26日現在、サントリーサンバーズ大阪は24試合を戦って23勝1敗。初戦で大阪ブルテオンに敗れたあとは、破竹の23連勝で首位を走っている。

今シーズンから新たに加わったセッターの関田誠大は、まるで何年も前からこのチームでプレーしているかのようになじんでいる。

関田は大学卒業後、パナソニックパンサーズ(現・大阪ブルテオン)に入団。その後、堺ブレイザーズ(現・日本製鉄堺ブレイザーズ)、ポーランドプロリーグ、ジェイテクトSTINGS愛知を経て、国内ではサンバーズが4チーム目の所属チームだ。

移籍から新チームで心がけていることなどを語った関田誠大photo by Noto Sunao(a presto)

移籍から新チームで心がけていることなどを語った関田誠大photo by Noto Sunao(a presto)



日本代表の正セッターとしてパリ五輪にも出場した関田は、おそらくどのチームものどから手が出るほど欲しい人材だろう。そんななか、移籍先にサンバーズを選んだ理由について、関田はこう語る。

「よりうまくなりたい。そのためにプラスになる環境に身を置きたいというのがひとつでした。そしてやはり『優勝したい』という思いがありましたね。日本では4チーム目になりますが、基本的な姿勢は変わりません。アタッカーの人たちとうまくコミュニケーションを取ること、そしてチームに溶け込むことを重要視しています。そのへんは年齢を重ねてきて、年々、僕はラクになっている気がしますね。みんなの輪に入りやすくなったなって」

もともと口数は多いほうではない。

「自分自身の心の変化も多少はありますけど、サンバーズのみんなが積極的に声をかけてくれることも大きいと思います。非常に助かっています」

サンバーズの屈託のない、大らかなチームカラーにも救われているという。

【こちらから要求することはない】新たに加わったチームで、関田のほうから何か働きかけることはしたのだろうか。

「僕からアタッカーに要求することはないですね。サンバーズの選手たちにもそうですけど、これまでのチームでも自分から『もっとこうしてほしい』というような要望を言うことはありませんでした。それは、いつも僕が合わせようとするからだと思います。その都度、修正して、また打って、修正して......。昔から自分が合わせていくタイプのセッターだったと思いますし、それが当たり前だと思ってやってきました」

サンバーズといえばチームの大黒柱で過去、ロンドン五輪での金メダルやVリーグMVPを獲得しているドミトリー・ムセルスキーが在籍している。勝負どころでの決定力が高く、ミスも少ない主砲だが、そんなアタッカーを擁するチームに移籍しても、関田の思想や姿勢は変わらない。

「相手チームがムセルスキーを警戒していることについては、それを逆に生かそうと考えることはあります。場面によっては意外と相手ブロックのマークが薄いときもあるので、そういうときを狙って上げますね」

関田はサントリーの攻撃陣についてこう続ける。

「対戦相手として戦っているときも能力が高いとは思っていましたけど、中に入ってみてチームメイトになって、あらためて個々の力の強さを感じました。『これは強いはずだわ』と思いました」

各々の技術が高いだけではなく、システムに沿って自身が何をすればいいのか、即座に判断できる選手が集まっている。

「ムセルスキーだけではないですね。ほかの選手もしっかりと役割を果たす。それぞれが自分のできることを最大限、実現しようとする。『これがサンバーズが強い秘密なんだ』とわかりました」

【若手選手とのコンビネーションはこれから】ただし、関田の真骨頂ともいえるコート中央の攻撃に関しては、まだまだ発展途中だという。

「まずは、僕がもっとクイックを使っていかないといけないなって思いますね。数をこなさないといけない。もっと彼らのよさを引き出したいです。小野寺(太志)に関しては、日本代表でも長く一緒にプレーしているので、まったく心配していません。鬼木錬だったり、佐藤謙次だったり、若い選手をどう生かすかが僕の責任でもあると思っています」

特にラリー中のクイックなどは、日本代表での関田の生命線ともいえる攻撃だが、アタッカー側に「自分にトスが上がる」という意識がなければ成功しない。なおかつ関田の場合は多少、サーブレシーブが乱れた際でもクイックを積極的に使う。サンバーズでは当初、トスを上げてもミドルブロッカーが助走に入っていなかったこともあったというが「そこはちゃんと入っていて欲しいと伝えた」と振り返る。

「もし、トスが上がらないからと準備をしていない選手がいたのだとしたら、それはただ単にサボっているだけだと思いますよ。常に攻撃の準備に入るのがアタッカーの仕事なので。上げる、上げないは関係なく、いつでも打つ準備をしているのはミドルブロッカーの責任なので、そんなことがあれば、僕はしっかりと伝えます」

若いミドルブロッカー陣とのコンビネーションが完成すれば、さらに得点のバリエーションが増えることは間違いない。

後半を読む>>【男子バレー】関田誠大が天才セッターと評される裏にある向上心と努力「『いや、これが普通だ』と思っちゃうんですよ」

Profile

関田誠大(せきた・まさひろ)

1993年11月20日生まれ。東京都出身。身長175cm。ポジション・セッター。

小学生1年生の頃からバレーボールを始め、東洋高校では1学年上の柳田将洋とともに春高バレーで優勝。中央大学時代はインカレで連覇を果たし、主将を務めた4年時はMVPにも選ばれた。パナソニックパンサーズ、堺ブレイザーズ、ポーランドリーグ、ジェイテクトSTINGS愛知を経て、現在はサントリーサンバーズ大阪で活躍中。日本代表としては2016年に初選出され、2019年頃からは中心選手として欠かせない存在となっている。

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