1月25日(日) 3:10
コンセントを抜く節約の中心は、家電の「待機電力」を減らすことです。待機電力は、電源を切っていてもリモコン待ち受けや時計表示、通信機能などで電力を使う状態を指します。環境省の情報によると、家庭で消費される電力量のうち待機時消費電力は約6%を占めるとされ、意外と侮れません。
ただし、すべての家電が大きく待機電力を使うわけではなく、機種や年式で差があります。最近の家電は省エネ化が進んでおり「抜いても数円程度」のケースもあるため、やみくもに抜くより“狙い撃ち”が節約効率を高めます。
結論から言うと、昼間に冷蔵庫以外のコンセントを抜く節約効果は「月数十円〜数百円」がひとつの目安です。理由は、待機電力の多くが24時間ずっと発生している一方で、昼間だけ抜くと削減できる時間が限定されるからです。
たとえば待機電力が合計10Wの家庭で、外出中の8時間だけオフにできた場合、削減できる電力量は「10W×8時間=80Wh(0.08kWh)」程度です。全国家庭電気製品公正取引協議会が好評している電気料金単価の31円/kWhで計算すると、1日約2.5円、月に75円ほどのイメージになります。
一方で、待機電力が大きい機器(古いテレビ周り、レコーダー、プリンターなど)が多い場合は、合計30W〜50Wになることもあり、同条件なら月200〜400円程度に伸びる可能性があります。待機電力は家庭の電気使用量の約6%ともいわれるため、条件がそろえば年間で数千円の削減につながることもあります。
コンセントを抜いて効果が出やすいのは「待機電力が比較的大きい」「昼間に使わない」「復帰の手間が少ない」家電です。
代表例は、テレビ・レコーダー・オーディオ周辺、プリンター、電子レンジの時計表示などで、まとまると節約になりやすい傾向があります。待機電力は家庭全体で見ると数%を占めるため、“塊”で減らすほど成果が見えます。
逆に、ルーターや電話機、録画予約を使う機器などは、抜くことで不便やトラブルが起きやすく、節約以上のストレスになりがちです。また、近年の家電は待機電力が小さい機種も多く、抜き差しの手間に見合わない場合があります。効果を最大化するなら「待機電力の大きいものから優先して抜く」のが基本です。
実は「コンセントを抜く」より現実的で続けやすいのが、スイッチ付き電源タップを使って待機電力をまとめてカットする方法です。テレビ周りやパソコン周辺など、複数機器が集まる場所ほど一括オフが効きます。抜き差しを繰り返さないので、コードやコンセントの劣化リスクも減らせるのがメリットです。
また、待機電力は家庭の電気使用量の6%程度とされるため、コツコツ削るだけでも年間で見ると差が出ます。
さらに節約を狙うなら、消費電力の大きい家電(エアコン・照明・給湯など)の使い方見直しと組み合わせるのが効果的です。「待機電力は小さくても確実に削れる固定費」なので、無理なく継続できる仕組みを作ることが大切です。
昼間に冷蔵庫以外の家電のコンセントを抜くと、待機電力を減らせるため節約効果は期待できます。ただし外出中の数時間だけだと削減量は限られ、目安は月数十円〜数百円程度が多いでしょう。
効果を高めるなら、待機電力が大きいテレビ周りなどを優先し、スイッチ付きタップでまとめてオフにするのが現実的です。無理なく続く方法に置き換えることで、ストレスなく電気代対策を進められます。
環境省家庭でできる節電アクション
全国家庭電気製品公正取引協議会よくある質問Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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