「スパイダーマン」シリーズの奇才サム・ライミ監督が仕掛ける復讐エンタテインメント映画『HELP/復讐島』が1月30日(金)より公開される。コンサル会社の戦略チームで働くリンダ(レイチェル・マクアダムス)は、誰よりも数字に強く有能だが、パワハラ気質の新上司ブラッドリー(ディラン・オブライエン)に目をつけられてしまう。そんな2人が、出張中の飛行機事故によって無人島に…。ライミ監督が描く、想像もしたくないほどに最悪な「もしもの世界」はどのように誕生したのか?独占で入手したコメントと共に、その誕生秘話に迫る。
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『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(22)、「スパイダーマン」シリーズなど、ヒーロー映画の名手として名高いライミだが、彼の原点は1981年に公開された『死霊のはらわた』だ。限られた空間、少人数、そして極限状況というシンプルな構造を革新的な映像演出で昇華させたが、無人島を舞台にした本作もしかり。もしも死者の世界があったら、もしもおもちゃの世界があったら…と、これまで数多くの「もしもの世界」を観客たちに届けてきたディズニー作品だが、今回はディズニー配給史上、最も過激で最悪な「もしもの世界」が展開される。
前代未聞の企画を持ち込んだのは、脚本を担当したダミアン・シャノンとマーク・スウィフト。「私たちの趣味がこうなった理由の1つは、形成期にサム・ライミの映画をたくさん観たこと」と公言するように、2人の脚本のDNAにはライミの精神が深く刻まれていた。「サムが洗練したスリラー・ホラーをやりたいと聞いた」という2人が、リンダ・リドルを主人公とした本作の構想を練り上げた。
「もし、女性が職場で意地悪な上司に抑圧されていたら?もし、彼らが島に不時着し、役割が逆転したら?脚本で描かれる『もしもの世界』が魅力的だった」と語るライミ。「もしもの世界が大好きだ」と語るライミだが、それは彼のフィルモグラフィをたどっても明らかだ。
「もしも、森で遭遇した悪霊たちがすぐに殺さずにオモチャにしてきたら…?」を描いた『死霊のはらわた』や、「もしも、普通の青年が蜘蛛に噛まれてスーパーパワーを手に入れたら…?」を描いた「スパイダーマン」シリーズ。そして極めつけは、「もしもの世界」の真骨頂ともいえるマルチバースを舞台にした『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。ライミは一貫して、「もしもの世界」を描き続けてきた。
ライミのDNAを受け継いだシャノンとスウィフトが描いた新たな「もしもの世界」では、無人島という極限状態での能力の逆転を鮮明に描く。「リンダは野生で生き残る方法を知っています。ブラッドリーが知っているのは企業政治と経営だけ。現実の世界で生き残るための方法をなにも知りません。誰が有能で、誰がそうでないのかがわかるのです」と語るライミは、さらにその世界を刺激的ですてきなものに押し上げていった。
もしもパワハラ“クソ上司”と無人島で2人きりになったら、あなたは、どうする?2人の立場が次々と逆転する先に待ち受ける、想像を超える“大どんでん返し”とは!?すべての働く人に捧げる予想不能なノンストップ“復讐エンタテインメント”をぜひ劇場でお楽しみいただきたい。
文/山崎伸子
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