【世界の映画館めぐり】台湾・宜蘭泊まって羅東夜市も楽しめるホテル併設の映画館「日新戲院」

ホテルを併設した映画館「日新戲院」

【世界の映画館めぐり】台湾・宜蘭泊まって羅東夜市も楽しめるホテル併設の映画館「日新戲院」

1月24日(土) 14:00

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映画.comスタッフが訪れた日本&世界各地の映画館や上映施設を紹介する「世界の映画館めぐり」。今回は台湾宜蘭県、羅東鎮の映画館「日新戲院」を訪問しました。

近くて、安全、食べ物もおいしい台湾は日本人に人気の旅行スポットですよね。1度行ったら病みつきになってしまったリピーターも多いのではないでしょうか。日本からの直行便が出ている台北、高雄から見どころ満載の地方都市にもアクセスしやすいのも旅行者にはうれしいポイントです。

近年筆者が気に入っているのが、太平洋沿いの東部エリアです。雄大な山脈を背に広い海が広がる自然豊かな土地であり、海の向こうには沖縄の先島諸島があり、台湾と同じく太平洋に浮かぶ島国、日本に思いを馳せることができる地域です。2年前に花蓮を訪れたので、今回は台北から1時間程度でアクセス可能な宜蘭に滞在しました。

自然豊かな宜蘭はのんびり過ごせる礁渓温泉街をはじめ、日本統治時代の歴史的建造物など数多くのスポットを有しており、「日新戲院」がある羅東鎮は、宜蘭市に次ぐ宜蘭県の第2都市です。実はこちら、人気シリーズ「孤独のグルメ」シーズン5第4話でも取り上げられた美食の地で、台湾でも屈指の夜市、さまざまな名物を堪能できる羅東夜市が有名です。

▼泊まって映画を楽しめる宜蘭の歴史ある映画館「日新戲院」

羅東夜市会場から徒歩ですぐ、日中は生鮮食品や日用品が売られる活気あるローカルな市場の地区にあるのが、「日新戲院」です。東京で例えると、上野のアメ横に映画館がある、とイメージしてもらうといいかもしれません。こちらは宜蘭で一番歴史のある劇場であり、特筆すべきは映画館の上階に同じオーナーさんが経営するホテル「日新旅社」があること。観光して、映画を見て、夜市を楽しんだ後は、ゆっくりホテルで休めるという、旅行者にぴったりの施設でした。

「日新戲院」は1960年代に創業された歴史ある映画館ですが、館内はとてもきれいで、3スクリーン、ドルビーシネマや3D上映にも対応した最新の上映設備が整っています。ラインナップは最新の台湾映画、ハリウッド作、時には「鬼滅の刃」など日本作品やアニメーションの上映もあるようです。宜蘭市のショッピングセンター内にも立派なシネコンがありますが、こちらではローカルな街歩きと地元の方々に愛される映画館を両方体験できるのがうれしいところ。

この日筆者は「アバターファイヤー・アンド・アッシュ」を鑑賞しました。すでに映画.comでも多くのレビューが書かれているので作品詳細については割愛しますが、「日新戲院」の上映環境が都会の大シネコンに負けず劣らず素晴らしいものだったので、2D鑑賞でもその迫力と世界観に飲み込まれ、あっという間の197分でした!

夕方から夜市散策を楽しんでから、19時30分~の回を鑑賞したので、映画終了は23時近く。台湾は比較的安全な場所ですが、海外で初めて訪れた土地で、特に女性の夜間の一人歩きは避けたいものです。しかし、ここ「日新戲院」ではそんな心配は皆無で、上階のホテル「日新旅社」で、旅の思い出や映画の余韻に浸りながら、翌朝までぐっすり眠ることができました。夜市は深夜1時頃まで開催されているので、夕方にチェックインし、まずは映画を見てから夜市に繰り出す、そんな旅程も可能です。

「日新旅社」は、インターネット検索で出てくるいくつかの世界的なホテル予約サイトから予約が可能です。ホテルの部屋のつくりも価格帯も現在1泊1280台湾ドル~(6000円台)と、日本のビジネスホテルとほぼ同じ、レトロな雰囲気も味わえました。朝食はついていませんが、近隣に朝から開店している食堂もたくさんあるので、台湾ならではの外での朝食を楽しめます。

▼見どころたくさんの宜蘭、観光情報

羅東は温泉のある礁渓から電車で30分以内で到着でき、その中間地点となる宜蘭駅周辺には、日本統治時代に初代宜蘭庁長を務めた、西郷隆盛の息子、西郷菊次郎の住居だった和風建築施設「宜蘭設治紀念館」があります。筆者は宜蘭駅から徒歩5分ほどで、日本統治時代に営業していた映画館「宜蘭戲院」の遺構を見ることができました。

また、宜蘭駅からバスやタクシーを使えば、戦中の零戦を格納していたシェルター「宜蘭員山機堡」、日本でも人気の高級ウイスキーKAVALANの蒸留所、台湾の伝統芸術についての展示やイベントが行われる「宜蘭伝芸園区」など、宜蘭には台湾の文化に親しみながら、日本とのかかわりや歴史も学べるスポットがたくさん。礁渓、宜蘭、羅東のどこからも台北までを結ぶ高速バスが1日何本も出ており、時間がない方は台北からの日帰りも可能です。ひと味違った台湾旅行をしてみたい映画ファンは、羅東の「日新戲院」を軸に、宜蘭の各地をめぐってみるのはいかがでしょうか?

▼参考サイト

日新戲院
https://ilanmovie.com/info.html

日新戲院宣傳單 - 國家文化記憶庫
https://tcmb.culture.tw/zh-tw/detail?indexCode=MOCCOLLECTIONS&id=11000061183

【作品情報】
アバターファイヤー・アンド・アッシュ

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