アカデミー賞ノミネート発表を5日後に控えた1月17日(現地時間)、ベルリンで第38回ヨーロッパ映画賞が開催され、ヨアキム・トリアー監督の「センチメンタル・バリュー」が作品賞を含む6部門を制覇したと、米インディワイアが報じた。カンヌ国際映画祭グランプリに続く快挙で、アカデミー賞でも有力候補として注目を集めている。
「センチメンタル・バリュー」は、オスロで活動する女優ノラ(レナーテ・レインスべ)と、15年前に家族を捨てた映画監督の父グスタフ(ステラン・スカルスガルド)の物語だ。グスタフは復帰作への出演をノラに依頼するが、彼女はわだかまりから拒否する。ところがアメリカ人女優レイチェル(エル・ファニング)が代役に選ばれ、撮影場所が幼少期を過ごした実家だと知ったノラは、抑えていた感情と向き合うことになる。トリアー監督とレインスべは、アカデミー賞脚本賞・国際長編映画賞にノミネートされた「わたしは最悪。」以来のタッグとなる。
同作が受賞したのは、作品賞、監督賞(ヨアキム・トリアー)、女優賞(レナーテ・レインスヴェ)、男優賞(ステラン・スカルスガルド)、脚本賞(エスキル・フォークト、ヨアキム・トリアー)、作曲賞(ハニア・ラニ)の6部門。昨年のカンヌ国際映画祭では19分間のスタンディングオベーションを受けてグランプリに輝いており、賞レースでの勢いは増すばかりだ。
ヨーロッパ映画賞は今年から、例年の12月開催を1月に移動した。アカデミー賞シーズンに合わせることで、投票への影響力を高める狙いがある。ヨーロッパ映画アカデミーとアメリカの映画芸術科学アカデミーには会員の重複があり、今回の結果がアカデミー賞の行方を左右する可能性もありそうだ。
「センチメンタル・バリュー」は2月20日より全国公開。
【作品情報】
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センチメンタル・バリュー
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