櫻坂46の二期生でキャプテンを務める松田里奈が、自身初の写真集『まつりの時間』(幻冬舎)を刊行する。ニュージーランドのオークランドとロトルアで撮影した本作。制作の過程を振り返ると、松田が何度も口にしたのは、共に作品を作り上げたチームへの感謝の気持ちだった。写真集の制作秘話とともに、キャプテン就任から3年を経た心境、そして櫻坂46の“今”について聞いた。
【写真】初の水着姿も櫻坂46・松田里奈の撮り下ろしカット&写真集先行カット■ふわっとした女性らしい体を目指して――写真集のお話があったときは、うれしさと同時に不安も大きかったそうですね。松田:お話をいただいたときは、驚きがありつつも、うれしさでいっぱいでした。でも時間が経つにつれて不安が募ってきてしまって。自分に自信が持てなくて、「本当に私で大丈夫ですか?」と何度も聞いてしまったんです。そんな中で、2回のテスト撮影があって、カメラマンの北浦(敦子)さんや写真集チームの皆さんが「かわいい」とたくさん褒めてくださって、「自信を持ったほうがいい」と声を掛けてくださったんです。そうした皆さんの真剣で温かい言葉を受けて、「頑張ろう」と決意しました。
――そうした思いで臨んだ撮影に向けては、ボディメイクなどの準備もされましたか?松田:女性らしい、ふわっとした体つきを目指したかったので、カレーやお寿司、焼き鳥やお豆腐など、タンパク質や炭水化物を中心にした食事をモリモリ食べていました。撮影の1ヵ月前からは筋トレに力を入れて、肌の調子を整えるために、お風呂の湯船にも毎日浸かるようにして。そのおかげで、過去一の自分になれたんじゃないかなと思います。
――撮影期間中、特に思い出に残っている出来事は何でしょうか。松田:撮影中に26歳の誕生日を迎えたんですけど、「スタッフの皆さんに気を遣わせちゃいけない」と思って、誕生日の当日はそのことを黙っていたんです。でも1日の撮影を終えて、みんなで夕食を取っていたときに、サプライズでケーキを出してくださって、さらにお手紙までいただいて。それがすごくうれしくて、涙が出てきちゃいました。
――涙の瞬間のカットは、実際に写真集にも収録されていますね。松田:そうなんです。私は普段、涙することってあまりないんです。でも、このときは思わず泣いちゃうくらい、本当にうれしかったです。
――25歳から26歳に移り変わる瞬間を捉えた本作ですが、完成した写真集を手に取って、どんな感想を持ちましたか?松田:撮影が終わった時点で、「いいものができた」という手応えは感じていたんですけど、実際にでき上がった写真集を見て、改めてチームの皆さんの愛情の込もった最高の1冊になったと感じました。笑顔も大人っぽい表情もあって、私らしさが詰まっているのでぜひ見てほしいなと思います。
■“キャプテン”という役割が自信に――ここからは櫻坂46の活動についても伺いたいと思います。2022年11月に松田さんがキャプテンに就任してから3年が経ちましたが、これまでのキャプテンとしての日々を振り返るといかがですか?松田:初代キャプテンの菅井友香さんから受け継いだ当初は、菅井さんが偉大すぎて、比較されるんじゃないかという怖さがありましたし、「ちゃんとしなきゃいけない」というプレッシャーもすごく大きかったんです。MCを務めることも多いライブの前後には、その重圧から泣いてしまうことも増えていました。
実際、キャプテンとしてMCで伝えなければいけないこともうまく伝えられなくて、落ち込んだこともあります。そんな状態だったので、「私がキャプテンです」と自信を持って言うこともできなくて、1年目は本当に不安でいっぱいでした。
それでも人前で話す機会が増えて、経験を重ねていくうちに、少しずつ自信を持てるようになってきたのが、2年目を過ぎた頃でした。
――今ではすっかりライブのMCも板に付いていますが、当初は不安も抱えていたんですね。松田:そうですね。最初は大変な部分も多かったんですけど、ここまでキャプテンを務めてきた自負もありますし、今ではキャプテンという役割そのものが、自分にとっての大きな自信になっています。
私はもともと、疑問に思ったことや意見があれば口にするタイプだったんですけど、キャプテンは、メンバーやスタッフさんに思いを伝えやすい立場だと思うんです。だから、そういう役割は自分には向いているのかもしれないなって。自分の言葉や行動が、少しでもグループの力になれていると感じられたときには、キャプテンとしてのやりがいを実感しています。
――2025年12月に卒業された同期の井上梨名さんには、たくさん支えられたことを卒業セレモニーでお話しされていましたが、松田さんにとって井上さんはどんな存在でしたか?松田:“親友”でした。お仕事の相談もたくさんしていて、井上は物事をすごく客観的かつ冷静に見てくれるので、いつも的確なアドバイスをくれたんです。そういう面でも、たくさん支えてもらいました。
それに、私がライブ前に緊張やプレッシャーで不安になっていると、井上が気づいて、そばにいてくれました。私が「うーたん(井上)、もう無理かも…」と弱音を吐くと、黙って話を聞いてくれたり、笑わせてくれたりしたんです。井上だって大変なはずだったのに、いつも支えてくれて。本当に感謝しています。
――松田さんといえばもう1人、武元唯衣さんの存在も大きいのではないでしょうか。松田:唯衣ちゃんは、私のことをいつもすごく褒めてくれるんです。「あんたはすごい」「あんたは偉い」「いつもありがとね」って、ストレートに言ってくれて。悩みを相談すると、すごく大人な考え方でアドバイスをくれます。井上にも唯衣ちゃんにも、本当に救われていて。唯衣ちゃんは現役メンバーなので、こういうことはあまり言わないですけど、メンバーであると同時に、大切な“友達”です。
■櫻坂46の色が見えたタイミング――昨年も櫻坂46は国内外で数多くのライブを行いましたが、「5th TOUR 2025 “Addiction”」最終公演のMCで、松田さんが語った「改名してからは、前が見えづらいこともあったし、櫻坂46の色ってどんな色だろうって、たくさん模索してきました」という言葉が印象的でした。2025年の活動を経て、松田さん自身は今の櫻坂46の“色”をどのように感じていますか?松田:改名した頃は、自分たちでもグループの色がまだわからない感じでした。でも、今では櫻坂46といえば「ダンスがかっこいい」「ライブがかっこいい」と言っていただけることも増えて、櫻坂46の色が見えるようになったと感じていて。やっぱりライブはグループにとっての“武器”だと思っています。
――そんなふうに思えるようになってきたのは、いつ頃からでしたか?松田:2022年の「2nd TOUR 2022 “As you know?”」をやり切ったときに、自分たちの道が見えた気がしたんです。その2ndツアーのすぐあとに、「Buddies感謝祭」を初めて開催したことも、個人的には大きかったです。メンバーの自然体の姿で、Buddies(櫻坂46ファン)の皆さんと交流できて、私たちとファンの皆さんとの絆が、すごく深まったと感じました。
――その後もライブのスケールはますます大きくなり、今年の4月には東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で開催される「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」も控えています。松田:国立競技場では、観ている人を圧倒できる、歴史に残るライブにしたいです。ただ、このライブがゴールではないとも思っていて。その先が、グループの未来につながっていくような、そんなステージにしたいです。
(取材・文:堀タツヤ写真:山田健史)
櫻坂46・松田里奈1st写真集『まつりの時間』は幻冬舎より1月20日発売。価格は定価2690円(税込)。
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