久しぶりに高度なシュールさを感じる動画かもしれない。人口わずか25人の山奥の集落に、その14倍の約350体のかかしが暮らしているという徳島県三好市の観光スポット「名頃かかしの里」。ここを舞台にした異色のミュージックビデオ
「Scarecrow time」(Limited Members Associate・東京)が公開された。三好市の地方創生を目的に結成されたHIPHOPグループ「Miyoshi DOGGs」の新曲。
舞台は三好市にある観光スポット「名頃かかしの里」。過疎化が進む山間地域で、住民たちの手で一つずつ作られたかかしが集落の各所に点在する。それぞれのかかしには名前や設定が与えられ、学校や畑、バス停など、かつて人々が集っていた場所をにぎやかに彩っている。
「人の営みの記憶とユーモアのある風景が同居する」という名頃ならではの空気感がこの楽曲の大きなモチーフ。マイケル・ジャクソンの「スリラー」や「ゴーストバスターズ」をオマージュ。どこかホラーでありながら、思わず体が動いてしまうポップなビートに乗せて “かかしが踊り出すかもしれない” という世界観を表現している。
ダンスは地元の中学生が創作。出演しているのも三好市周辺に住む一般市民。作られた演出ではなく、地域の日常と遊び心がそのまま映像になった “参加型ご当地HIPHOP”。最後のシーンが、この高度にシュールな動画をしっかり完結させていて見逃せない。
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