このプジョー406を見てピンとこない人には、リュック・ベッソン製作の映画『TAXi』シリーズを見ることをお勧めする。これは、『TAXi2』の撮影で元ラリードライバーのジャン・ラニョッティがドライブした1台だ。
【画像】映画『TAXi』のために徹底的にカスタムされたプジョー406(写真28点)
このプジョーは、映画でおなじみの「変身」タクシー仕様に合わせて徹底的にカスタマイズされている。エクステリアにはエアロダイナミック・ボディキット一式、特徴的なTSWイモラ・アロイホイール、そして鮮やかなホワイトのペイントが施された。
インテリアでは、特注のレザーシートと電動フロントシートを装備、ステアリングはレーシングスタイルの「アラン・プロスト」ステアリングホイールに置き換えられ、シフトレバーは「航空機」スタイルに再設計。サンバイザーにはコントロールパネルが隠されており、後部座席には映画で登場した乗り物酔い用の袋まで備え付けられている。
撮影時には著名なラリードライバー、ジャン・ラニョッティが映画の重要なドライビングシーンの多くを担当した。のちにラニョッティはこの車のサイドミラーにサインし、さらに主演俳優のサミー・ナセリもサインを加えたことで、このカルト的な人気を誇る406の特別感がさらに増している。
撮影とその後のプロモーションに使用された後、この車はプジョーの公式ヘリテージコレクション「Musée de l'Aventure Peugeot」に収蔵され、2018年に同博物館のオークションで、映画やTVの劇中車コレクション会社「Movie Cars Central」に売却された。そして今回、2025年11月に開催されたボナムスの「The Movie Cars Collection」オークションに出品され、9万5200ユーロで落札された。
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