1月15日(木) 5:00
グリーン車と普通車の大きな違いは料金です。新幹線の基本的な料金は、「運賃」と「新幹線特急料金」からなります。
「運賃」はJRの列車に乗るための料金であり、距離が長くなるほど高くなります。「新幹線特急料金」は、新幹線を利用する際に運賃とは別に必要となる料金です。新幹線は、速達性や設備などの付加価値があるため、運賃に加えて特急料金がかかります。
新幹線特急料金には「自由席」と「指定席」があり、「指定席」のほうが料金は高くなります。
グリーン車に乗る場合、これらの料金に加えて「グリーン料金」を払わなければなりません。つまり「運賃+新幹線特急料金+グリーン料金」です。
グリーン料金は営業キロによって変わり、距離が長くなるほど高くなります。100キロまでは1300円ですが、200キロまでは2800円、400キロまでは4190円、801キロ以上は7790円など、段階的に値上げされます。
では、東京と広島の間を移動する場合、グリーン車と普通車指定席でどれくらいの料金差があるか見ていきましょう。
2026年1月20日(閑散期)に利用する場合、新幹線のグリーン車片道料金は以下の通りです。
・通常のきっぷ 特急券+乗車券:2万6820円
・通常のきっぷ 特急券+乗車券(往復割引):2万5630円
・スマートEXサービス:2万6620円
・スマートEXサービス(往復割引):2万5430円
・EX予約サービス:2万6240円
・EX予約サービス(往復割引):2万5050円
「スマートEXサービス」はチケットレスで、閑散期は片道あたり200円安くなるサービスです。「EX予約サービス」もチケットレスサービスで、会員価格で予約ができます。
最安料金は、往復割引を利かせて「EX予約サービス」にて購入した場合で、2万5050円です。
続いて普通車指定席の片道料金は以下の通りです。
・通常のきっぷ 特急券+乗車券:1万9560円
・通常のきっぷ 特急券+乗車券(往復割引):1万8370円
・スマートEXサービス:1万9360円
・スマートEXサービス(往復割引):1万8170円
・EX予約サービス:1万8980円
・EX予約サービス(往復割引):1万7790円
最安は、EX予約サービス(往復割引)の1万7790円でした。最安料金同士を比較すると、グリーン車料金が7260円高いです。
新幹線におけるグリーン車は、普通車よりもワンランク上の快適さを誇る車両です。新幹線は普通車でも快適ですが、グリーン車は乗客がより快適に移動できるよう設計されています。
例えば、普通車より座席幅が広いため、ゆったり座れます。また全席でコンセントや読書灯を使用可能です。
さらに、フットレストやレッグウォーマーを完備しており、座席周りの空間が充実しています。快適な分、グリーン車は普通車よりも料金設定が高くなっています。
今回のケースでは高齢の親との旅行が計画されているため、快適な座り心地のシートを予約したいのであれば、グリーン車に乗る価値があると考えられるかもしれません。
ただし普通車指定席でも席は確保されるため、健康状態によっては、片道7000円前後高く支払うメリットを感じないかもしれません。価値観は人それぞれであるため一概にはいえない部分があります。
グリーン車の座席は普通車の座席よりも快適に座れるよう設計されているため、料金は高くなります。東京-広島間であれば、片道7000円前後の差があります。
数千円の差を払ってより快適な座席を確保するか、それとも節約するか、どちらがよいかは親の健康状態や経済事情によって異なるでしょう。グリーン車のサービスが自分たちにとって有意義かどうか検討して決定してください。
東海旅客鉄道株式会社 きっぷのルール
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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