【写真】「好奇心を原動力に」とサバンナ八木真澄さん
ライフプランを立てにくい先行き不透明な時代に突入したいま、将来への不安は尽きませんよね。この連載では、超難関資格のFP1級を取得し金融関係のお仕事でも大活躍中の芸人・サバンナ八木さんが、お金にまつわるライトな相談から家族、仕事、住宅、老後などの問題について、ちょっと笑えてフッと心が軽くなるアドバイスをしてくれます。
第9回の相談テーマは「効率的かつ効果的な勉強法」について。投資や資格取得など、大人になってからも勉強する意欲があるのは素晴らしいですよね。ただし、聞きなれない用語や難しい専門知識を習得するのは困難が伴うものです。多くの人が挫折しがちなこの問題、八木さんはどんな方法で乗り切ったのでしょうか?
<相談者プロフィール>
・利江さん(46歳女性・非常勤)
・家族構成:夫(48歳)、中学2年生の娘がひとり
・埼玉在住
・戸建住み
・夫は会社員(現在海外赴任中)
■難しい用語は「慣れ」るしかない⁉
――たとえば今後投資を始めるにしても、聞き慣れない用語ばかりで最初からお手上げ状態というか、説明されても頭に入らないというか……。資格の勉強にも言えると思うんですが、八木さんはどのようにして専門用語などを覚えていったんですか?
八木さん:
「読み込む力」をつけるための「継続」が何よりも大事だと思います。とくに民法系って言葉の言い回しが独特で、スッと頭に入ってこないんですよね。日本語であって英語のような感覚というか。僕の奥さんが行政書士の資格をもってるんで、相談したことがあるんですよ。「全然覚えられへんのやけど、コツとかある?」って。そしたら当然「そらそうやろ~。すぐに読み込めるわけないやん」って言われて。でも「ここはこう読むんやで」「ここは省いたらいいよ」って読み方のコツを教えてくれたんで、理解しやすくなりましたね。
――奥さまの協力のおかげでコツをつかめたなんて、素敵な関係ですね。
八木さん:
僕自身、30歳から日経新聞を読み始めたんですけど、当初は読めるとこなんて1ページもなかった(笑)。でも10年以上継続して読んでいたら、ほとんどの内容がわかるようになっていました。まあ、「慣れ」ですよね。そういう用語に対する慣れがあるのとないのとでは、いざ本格的に勉強し始めたときのハードルの高さが全然違う。少しでも慣れていれば、コツを伝授してもらった段階でグンと伸びるんちゃうかなって。
――なるほど。自分の生活からかけ離れた用語が並んでいると、「これを覚えなきゃいけないの!?」と身構えてしまいますが、読み慣れていると抵抗がなくなりそうですね。
八木さん:
それなら、少しでも“自分と紐づけて覚える”方法がええと思いますよ。例えば、AとBが売買契約をしています。その保証人をCがすることになりました。というパターンなら、僕は「A」を同級生の友人と想定します。そして「B」は空手の先輩にして、「C」を吉本の後輩にして……と実在する友人や知人を当てはめるんですよね。〇〇君と△△君がいて、◎◎君が保証人、みたいなイメージです。
――自分に置き換えて、現実の問題として捉えるとイメージしやすくなりますね。それなら私でも取り入れられそうです。
■好奇心を原動力に。実践しながら効率的に学ぼう!
――「読み込む力」を身につけるのは遠回りのように感じますが、結果的に勉強の効率がアップするんですね。その上で、難しい用語は自分に関係あるものに紐づけるなど、コツを押さえることが大事なんだと感じました。
八木さん:
そうそう。そして実践ほど強いものはないので、並行して投資を始めて、実際にお金の動きを見ながらやるのがええと思いますよ。自分がやってないのに勉強だけしてたって、実感として頭に入りにくい。だからやっぱり、10万円でもかけてみると、誰だってすりたくないから必死に勉強しますよね。
――そうですね。自分ができる範囲でチャレンジしつつ、同時に勉強を進めていったら、より理解が深まりそうです。
八木さん:
あと、これはお笑いの仕事をしていて感じたんですが、吉本新喜劇の方って台本を覚えるのがめちゃめちゃ速いんですよね。もうありえんぐらいの速さでみなさん覚えはるんですよ。あれってきっと、単に言葉を追っているんじゃなくて、ブロックで覚えてるんちゃうかな。
――へぇ~、それはやっぱり集中力があるということでしょうか?
八木さん:
それもあるでしょうね。あと本なんかでも、知ってる本ってめちゃくちゃ速く読み込めるじゃないですか?「こんなこと書いてるだろうな」ってことを予想して読み込むと速いですよね。だからやっぱり、事前に少しでも知識を身につけておくことが、一番効率的な勉強法だと思います。それにはまず、興味をもつことが大事。投資にしろ何かの資格にしろ、少しでも興味があればもっと知りたくなりますよね?その好奇心を原動力にできれば、きっと楽しみながら学べますよ。
撮影=水上俊介
取材・文=野口燈
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