<僕のヒーローアカデミア>最終回「来い、デク!」爆豪勝己の言葉に視聴者涙…“僕たち”が最高のヒーローになるまでの物語

アニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』第11話より/(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

<僕のヒーローアカデミア>最終回「来い、デク!」爆豪勝己の言葉に視聴者涙…“僕たち”が最高のヒーローになるまでの物語

1月7日(水) 19:43

アニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』第11話より
【写真】年月が経ち、雄英高校の「教師」として日々を送るデク

“個性”を持つ人間が当たり前となった世界で、ヒーローを目指す少年・緑谷出久(CV:山下大輝)の成長を描く物語「僕のヒーローアカデミア」。TVアニメ最終章となる「FINAL SEASON」(ABEMA、ディズニープラス・FOD・Lemino・TVer・Huluほかで配信)。12月13日に放送された第11話で、ついにシリーズ完結を迎えた。8年後の世界を舞台に、デクと仲間たちが辿り着いた“最高のヒーロー”の姿が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

■「おばあちゃんが来たからね」誰もがヒーローになれる社会へ

復興の槌音に包まれるなか、とある路地裏では第2の死柄木弔(CV:内山昂輝)が生まれようとしていた。劣悪な境遇により、今まさに敵<ヴィラン>として覚醒せんとする少年を救ったのは、通りすがりのおばあさん。彼女は少年に手を差し伸べ、「もう大丈夫だからね、おばあちゃんが来たからね」と声をかけたことで、少年の心はギリギリで救われるのだった。これはホークス(CV:中村悠一)とオールマイト(CV:三宅健太)が語り合っていた「ヒーローが暇を持て余す社会」の実現への第一歩とも言える。

冒頭に登場したおばあちゃんは、かつて死柄木弔=志村転弧が同じように助けを求めていた際、怖くて手を差し伸べられなかったという過去がある。それ以来、そのことをずっと気にしていた彼女が、今度は迷わず少年の手を取ってみせる。この小さな勇気と変化こそが、社会の進化に繋がるのだろう。ヒーローのような特別な力はなくても、誰かを想う心があり、手を差し伸べる勇気さえあれば立派なヒーローになれるのだと、そんなメッセージを感じさせてくれる一幕だった。SNSでは「あのおばあちゃんが救済されてよかった」「死柄木が救われなかった過去が、ここで塗り替えられた」など、冒頭から感動の声が相次いだ。
アニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』第11話より


■立派に成長したA組のみんな“無個性”のデクは……?

事件から8年が経ち、A組の面々はみんなが逞しい大人へと成長していた。トップに肉薄する活躍を見せるヒーローとなった轟焦凍(CV:梶裕貴)を筆頭に、異形差別問題に取り組み賞を受賞する障子目蔵(CV:西田雅一)、“個性”カウンセリングを拡張して社会のケアに尽力する麗日お茶子(CV:佐倉綾音)など、時代に合わせてヒーローの活動の幅はさらに広がっている。一方で、“個性”を失ったデクは、雄英高校の教師として充実した日々を送っていた。そんなある日、デクはたまたまヒーロー志望の中学生・ダイ(CV:釘宮理恵)と出会い、弱い“個性”でも立派なヒーローになれるかと問われる。するとデクは、ダイの肩に手を置き「君は、ヒーローになれるよ、頑張れ少年!」と、かつて自分がオールマイトから言われた言葉をかけるのだった。

中盤は、大人になったA組メンバーのビジュアルと、その活躍ぶりがファンを歓喜させた。特にお茶子や障子の活動は、物語の中で描かれてきた社会問題へのアンサーとなっており、彼らが理想の未来を目指して頑張っていることが伝わってくる。これにはSNSでも「皆のそれぞれの世界観が広がってるのいいねぇ」「ホントに…皆カッコいいよ…!」など多くの反響が寄せられていた。そして、ヒーローとしての役割を終えたデクもまた、しっかりと前を向いているのが素晴らしい。教師となったデクが次世代の少年に贈った言葉は、弱き者への最大の肯定とエールで、まさしく自分自身が体現してきたことでもある。「デクが最高のヒーローになる」というこれまでの物語は、ここで一旦のエンディングを迎えたとも言える。SNSでも「第1話のセリフ回収は反則級にエモい」「デクが言うからこそ重みがある言葉」と、成長と継承の物語に称賛の声が殺到した。

■いつまでも手を差し伸べ続ける物語へ

“個性”を失いヒーロー活動ができなくなったことに、納得はしつつも一抹の寂しさを感じるデクの前に現れたのは、やはりオールマイトだった。「君自身が勝ち取った力だ」と差し出されたのは、莫大な資金と最新技術がつぎ込まれたアーマードスーツ。その資金を出資したのは、爆豪勝己(CV:岡本信彦)を中心とするA組のクラスメイトたちだった。出動要請を受け、ヒーローとして現場へと駆けつけたデクを待ち受けていたのはA組のみんなだった。

ラストシーンは、かつて最高のヒーローになったデクの時間が動き出し、さらにこれから先の物語を予感させる展開。復帰したデクを迎えたA組の中心にいたのはもちろん爆豪で、「来い、デク」と手を差し伸べる。かつてデクのことを毛嫌いし、見下していた幼馴染が、今では最高の仲間として真っ直ぐな瞳を向けてくれる。シリーズ冒頭から描かれてきた二人の関係性の終着点として、これ以上ない結論と言える。さらにシリーズの最後を締めくくるデクのナレーションは、「自分が最高のヒーローになる物語」ではなく、「いつまでも手を差し伸べ続ける物語」と更新されていて、そこにもさらなる成長を感じる。

SNSでは「かっちゃんの『来い、デク』で全俺が泣いた」「終わってほしくないけど完璧な最終回」など、感謝と感動の嵐が巻き起こった。こうして、10年に渡って描かれてきた少年たちの成長と葛藤、そして救済の物語は結末を迎えた。キャラクターたちの躍動はもちろんだが、徹底して「目指すべきより良い社会」を考えさせられる、稀有な作品だったと改めて思い知らされたことだろう。単なるエンタメの範疇に止まらず、これからも末永く愛される愛される作品であることは間違いないだろう。

◆文/岡本大介
アニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』第11話より



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