“あおり運転”してきた白いマークⅡと後日再会。窓が開くと、運転手から“衝撃の一言”が…――年末年始ベスト

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“あおり運転”してきた白いマークⅡと後日再会。窓が開くと、運転手から“衝撃の一言”が…――年末年始ベスト

1月4日(日) 8:44

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大事件ばかりがニュースではない、身近な小さな事件の方が人生を左右することも。注目のテーマを取り上げ大反響を呼んだ2025年の仰天ニュースを特別セレクション!(初公開2025年6月7日記事は取材時の状況)
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ニュースなどで頻繁に取り上げられる「あおり運転」。被害者の精神的苦痛は深刻であり、トラウマにもなりかねない。

自動車損害保険を扱うチューリッヒ保険の『2024年あおり運転実態調査』によれば、あおり運転をされたことがあるドライバーは72.5%であった。2023年の53.5%よりも大幅に上昇し、半年間でも24.1%と多くのドライバーがあおり運転に遭遇していることがわかった。

今回は、大きなトラブルになりかねない“あおり運転”の現場に直面した2人のエピソードを紹介する。

ビッグスクーターを襲った白いマークⅡ

大学生時代の岩崎智也さん(仮名・30代)は、ビッグスクーターで街を走ることが日課だった。

「黒のフュージョンに、ちょっと爆音気味のマフラーをつけていたんです。今思えば、あの音もあおられやすかったのかもしれません」

ある日、友人を後ろに乗せて走っていると、信号待ちで隣に停車した白いマークⅡが目にとまった。年季の入った車体に、サングラスにヒゲという“いかにも”な男性が乗っていたという。

「相手の車の窓が開いて、目が合った瞬間に“やばい”って直感しました。でも、信号が青になったからすぐに走り出したんです」

しかし、その直後だった。

後ろから“ブウウーン!”と爆音を上げながらマークⅡが急接近。フュージョンの後部にピッタリとつけ、明らかなあおり運転をはじめたのだ。

「フュージョンの後ろは箱型で、もう少しで当たんじゃないかってくらいの距離でした。怖くて、すぐに逃げモードに切り替えたんですが、後の席の友人が“あおり返し”みたいなことをして……。火に油を注いでしまったんです」

右へ左へ路地に逃げ込むも、マークⅡは執拗に追跡してきた。そんななか、岩崎さんはバイクならではの機動力を活かし、狭い路地で急なUターンをし、なんとか追跡を振り切ることができたという。

「また会った」不気味すぎる偶然の再会

それから1週間後、岩崎さんは駅前でバイクをとめ、友人たちと談笑していた。すると、そこに現れたのは、“あの白いマークⅡ”だった。

「うそでしょって思いました。あれだけのことがあって、また会うなんて……。完全に覚えられてるって確信しました」

車の窓が開き、助手席の男性が話しかけてきた。手にはビニール袋を握りしめ、どこか焦点の定まらない視線を向けてきた。そして運転手から……。

「そのバイクいくら?」

驚いたことに、男性たちは“あおったこと”をまったく覚えていない様子だった。拍子抜けしつつも、無事にやり過ごした岩崎さん。しかし、後日衝撃のニュースが飛び込んできた。

「あのマークⅡの男性が、傷害と薬物関係で逮捕されたらしいんです。ゾッとしたと同時に、あのとき逃げ切って本当によかったと思いましたね」

危うく事件に巻き込まれる寸前だった岩崎さん。今でも当時の出来事を鮮明に覚えているという。

「もうあんな怖い経験は二度としたくありません。でも、あの経験をきっかけにバイクの乗り方も、距離の取り方も、すべて変わりました」

ミニクーパーの危険な割り込み運転

松井清子さん(仮名・40代)は、東北自動車道を走行中、助手席から“危険なあおり運転”を目撃した。

「その日はとにかく混んでいて、どの車線も車がびっしりでした」

そんななか、追い越し車線を走るマイクロバスに、走行車線から1台のミニクーパーが近づいてきたという。

ミニクーパーには、サングラスをかけた若い男性が運転席に、同じくサングラス姿の髪の長い若い女性が助手席に座っていた。

「マイクロバスは時速100キロほどで、前後の車とも適切な車間距離を保っていました。正直、その間に割り込むのは無理だろうと思っていたんです」

しかし、ミニクーパーはマイクロバスの前に強引に割り込んできたのだ。

驚いたマイクロバスは長めのクラクションを鳴らし、明らかに抗議の意思を示していた。

「もしマイクロバスが急ブレーキを踏んでいたら、後ろの車が突っ込んで大事故になっていたかもしれません。それくらい、道路が混雑していたんです」

マイクロバスが冷静な“プロの運転”で…

割り込んだ後、ミニクーパーはクラクションを鳴らし返し、今度は意図的にスピードを落とし始めたという。

「マイクロバスの進路をふさぐように、しばらくにらみ合いのような状態が続いていました。すぐに車線変更できる余裕もなかったと思います」

しかし、マイクロバスは走行車線に一瞬できたわずかなスペースを見逃さず、スムーズに車線変更。ミニクーパーから距離を取ることに成功した。

「さすがプロの運転手だと思いましたね。そこから、マイクロバスの“反撃”がはじまりました」

マイクロバスはミニクーパーと同じ速度で追い越し車線を走り続け、タイミングを見計らったように、ミニクーパーの前に割り込んだ。

ミニクーパーは再びクラクションを鳴らしたが、「もう勝ち目がない」と思ったのか、松井さんたちの前から姿を消したという。

「あれほど挑発的だったのに、太刀打ちできなかった運転手はすごく惨めに見えました」

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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