【漫画】本エピソードを読む
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『譲る方は山側』を紹介する。「東洋経済オンライン」で『マジメな真面目な真締くん』(コルク刊)を連載中のまるいがんもさんが、10月29日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、5.4万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、まるいがんもさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■登山中のまるいがんもさんが遭遇したお話
作者・まるいがんもさんの体験談。山登りをしていたある時、前から対向者がやって来た。止まらないとすれ違えない幅で、まるいがんもさんは「お先にどうぞー」と対向者に道を譲ることに。
すると、それを見ていた女性が「あなた危ないわよ」と声をかけ、崖側で待機していたまるいがんもさんを注意する。登山時には、ぶつかって落ちてしまわないように道を譲る人が山側で待機するのだ。その後「ありがとうございます」とお礼を伝えたところ、女性からのある一言が沁みて…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「経験者の言葉は重みがある」「同じ状況で落ちたことある」「おばちゃんの顔がまたリアル」「覚えておきたい」など、多くのコメントが寄せられている。
■作者・まるいがんもさん「マンガにまとめたいことはありすぎます」
――『譲る方は山側』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
こちらは僕が実際に体験した話を描きました。北アルプスのとある山に行った時、その日は夏休みだっかでかなり混んでたんですね。崖といっても落ちたらなくなるレベルではなく、まぁ落ちたら骨折くらいはするかな…というくらいの高さの狭い巻き道でのことでした。朝早くから、登って降りてきたのか、または違うルートから登ってきたのか、降りてくる人と崖の巻き道ですれ違うかたちになりました。その時は僕もまださほど登山の経験も少なく、テンパっていたのかもしれません。
譲る方は山側というのは知っていたんですが、この時はなぜか崖側で待ってしまっていたんです。あとはマンガの通りですが後ろからトントンと肩を叩かれ、マンガのセリフを言われました。経験が豊富そうな方だったので一瞬ゾッとしたのを覚えています。
――本作のテーマでもある登山ですが、まるいがんもさんは目標としてセブンサミッターを掲げていると拝見しました。登山にハマったきっかけについてお教えください。
きっかけは上司や友人がFacebookで上げていた登山の写真を見たことです。最初はふーん、くらいに見てたんですがだんだんと写真ではなく、自分の目で雲海とやらを見てみたい…と思ったのがきっかけです。雲海が見れるような山にいきなり行くのは無理だと思い、まずは初心者向けの山に行くことにしました。
最初の登山は結構ひどいものでしたね。靴だけ7千円くらいのものを買って、ザックは普段街で使ってたもの。服も持っていたウインドブレイカーみたいなもので神奈川の明神が岳という山に登りました。頂上までなんとか登れましたが汗でベトベトでけっこう辛かったんです。でも同時に楽しさも多いに感じて、そこから道具も揃えてどんどんステップアップしていった感じです。
――本作では、経験者や近くで見たからこそ重みのある言葉が出ていましたが、実際に登山や釣り、サーフィンなどでヒヤッとしたことはありますか?また、今後漫画にする予定がありましたらお教えください。
ヒヤッとしたのは記憶では一度だけです。剱岳に登頂して下山する時のこと。剱岳はたぶん知られてる通り、一歩間違えれば死に至る山です。僕、降りるルートを間違えたんですね。なんかおかしい…と気づいたらガレ場(小さい石の積み重なった道)を下っていて。どう見ても先がなくて崖になっている。反転して戻ろうとしたら、ガレ場なので岩が滑って上手く登れない。これは焦りました。
慎重に慎重に、岩ができるだけ動かないようゆっくりと時間をかけて登ってやっと元の道にもどれた時はほんとに心の底から安堵しました。ものすごく地味ですが、これが一番やばかった体験です。ちなみにマンガに描くかは未定です。
――まるいがんもさんの作品は、共感できる内容が多く感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
連載しているマンガは別ですが毎日描いているエッセイのようなものは実は特にこだわりがありません。ただ毎日1ページ描いてアップする、と決めているので質は後回しにで…。実際30分くらいで描いてバッてXにあげています。なのでよく誤字をしていますね。
――今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたら、お教えください。
これはいっぱいありまして。釣り、サーフィン、移住生活(2025年夏に東京から湯河原に移住しました)、海外登山の体験をまとめる、などマンガにまとめたいことはありすぎます。ただ仕事というものではなく、描こうとおもいつつ、ずるずると先延ばしになっています。どこかで例えば移住体験をマンガで連載する、なんてお仕事につながれば嬉しいのでその際はコルクまでご依頼ください。と、ちゃっかり宣伝させていただきます笑。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
読んでいただきありがとうございます!これからも作品を作り続けますのでどうぞよろしくお願いします!
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