一番の味方であってほしい「親」からのやさしさを知らずに育ったとしたら? 今回ご紹介するのは、実家なのに「お土産」を持参しなければならない他人行儀な距離感と、弟だけを溺愛する母の偏愛に苦しむ凛(りん)さんの物語。読者からは「親子関係が微妙」「私は親と決別した」と、切実な共感の声が寄せられています。
■母との間に横たわる、冷え切った境界線
婚約者との結婚を決めた凛は、母に結婚報告へ向かいます。彼は「一緒に行こうか」と何度も心配してくれましたが、凛は頑なにそれを拒みました。なぜなら、実家は凛にとって決して安らげる場所ではなかったから⋯。親子でありながら一線を画した母の態度は、凛の心に長年刻まれてきた「愛情不足」の傷を再び疼かせます。
凛を冷たくあしらう母が、唯一「母親」の顔を見せる相手。それが、凛の弟でした。何歳になっても弟を「危なっかしい」と過保護に甘やかし、娘である凛のことは二の次。結婚の報告をしても、母はきっと軽く受け流すだけ――。そんな予感は的中し、母の関心は常に「自分(母)」と「息子(弟)」の中にしかありませんでした。娘の人生の大きな節目さえ「透明人間」のように扱う母の姿に、凛は静かに絶望を深めます。
■娘の幸せが許せない?…母の過干渉と、弟に執着する理由に戦慄が走る
「自分と同様に娘には不幸でいてほしいのでは?」という読者の鋭い指摘があるように、母の態度は単なる無関心ではなく、娘の自立や幸せを拒んでいるかのようにも見えます。凛が手に入れた「新しい家族」という救いに、母はどんな不協和音を響かせるのでしょうか。母に甘やかされ続ける弟の存在が、この親子関係をさらに複雑に絡ませていきます。「やさしさ」を求めてもがく凛に、光は差すのでしょうか。
果たして、凛はこの実家という名の檻から、本当の意味で自由になれるのでしょうか…?
こちらは投稿者のエピソードを元に、2025年よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に対する読者からのコメントを紹介します。
■気になる読者の反応は?
まずは、母の偏愛や、この家族の冷え切った関係性に対する読者の分析です。
・
息子溺愛で娘は放置
。そのくせ娘が幸せになることは我慢ならず過干渉で妨害。自分同様に娘には不幸でいてほしいという、
歪んだ心理
を感じます。
・実家訪問するのにお土産必須なこの
距離感、切ないね
。本来は一番リラックスできる場所のはずなのに。
・現状だけなら、溺愛とは違うような・・・
少し(?)心配性な母親
って感じだけど、それが娘には重荷なんでしょうね。
また、同じように親との関係に悩み、決断を下した読者の体験談です。
・私は
結婚を機に親と決別しました
。あれこれウダウダ悩むなら、一回とことんぶつかってみたら?和解したいのかどうかが重要です。
・お母さんの心配も分からなくはないけど、母親の育て方が原因でこの
弟も危なっかしい
。親と関わりたくないなら、さっさと報告して帰るのが正解。
・まだ何とも言えないけど、
微妙な親子関係
の様だね。これからどんな毒が剥き出しになっていくのか、続きを読みます。
そして、こうした「逃げ場のない関係」から身を守るための、厳しいながらも愛のある意見です。
・親を変えるのは不可能。
自分の幸せを最優先
にするためには、物理的・精神的に距離を置くしかない時期が誰にでもあります。
・「やさしさ」を親に期待し続ける限り、傷つき続けることになる。凛さんには
夫という新しい味方
を大切にしてほしい。
・母親の「心配」が愛情ではなく
「支配」の手段
になっていることに気づけるかどうかが、救いの第一歩ですね。
親から与えられなかった「やさしさ」を、自分自身で、あるいは新しい家族と共に育てていけるのか。母の歪んだ執着と、弟の甘えに翻弄される凛が、物語の終わりに掴み取る「答え」とは。多くの女性の心に深く刺さるこの物語、その衝撃の展開をぜひ見届けてください。
漫画「やさしさに焦がれる」
(ウーマンエキサイト編集部)
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