義母との関係を保つために頑張っていた日々。少しの違和感を飲み込んできたけれど、ある日の義母の言葉で、心の中に張っていた糸が静かに切れたような気がしました。きっかけは、何げない抱っこの瞬間。小さな出来事だったけれど、私の中では大きな気付きの始まりでした。
義母の期待に応えようとしていた日々夫の実家へは、月に1回以上は行くようにしていました。ある月は3日も顔を合わせることがあり、またある月は1泊で泊まることもありました。義母も孫を楽しみにしてくれているのがわかっていたので、私も時間をやりくりして通っていました。夫の月に4日しかない貴重な休みのうち、半分以上を義父母宅への訪問にあてていたのです。
子どもの人見知りが始まり…子どもが生後4〜5カ月になり、人見知りが始まったころのことです。義母は「めったに会えないんだから〜」と言いながら、うれしそうに孫を抱っこしました。けれど抱かれた瞬間、子どもは大きな声で泣き出してしまいました。
努力が報われないと感じた瞬間泣いた子どもをあやしながら、義母は
「頻繁に来ないから人見知りするのよ」と言いました。そのひと言が、胸の奥にずしんと響きました。毎月欠かさず顔を出していたのに、そんなふうに言われるなんて――。心の中で何かが折れたように感じました。
義母に悪気はなかったのかもしれませんが、頑張っても報われない気がして、無理をしてまで義理の実家へ行くのはやめました。
まとめ行く回数を減らすと心に少し余裕が生まれ、「これでよかったんだ」と思えるようになりました。義母の言葉は当時こそつらかったけれど、今では自分のペースを大切にできるきっかけになったと感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:森光りこ/30代女性・派遣社員
イラスト/藤まる
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
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