タイガー・ウッズ(左)主宰大会で勝利を挙げた松山英樹(撮影:GettyImages)
12月31日(水) 16:03
今季も数多くの話題が生まれたゴルフ界。その中から、編集部が各ツアーの10大ニュースをピックアップしてシーズンを振り返る。今回は『海外男子・後編』。
■松山英樹がタイガー主宰大会でV
12月に行われたタイガー・ウッズ(米国)主宰のツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」。松山英樹が3打差を逆転し、9年ぶりの大会2勝目を果たした。
「スタート前にタイガーから『10アンダーを出してこい』という感じで(言われて)、それを目指した」。10番でショット・イン・イーグルを奪うなど「64」を叩き出し、最後はアレックス・ノレン(スウェーデン)をプレーオフで下した。
今季開幕戦「ザ・セントリー」でツアー記録となるトータル35アンダーで優勝。2025年“最終戦”も勝利で締めくくることになった。
■松山英樹も参戦新リーグ『TGL』が開幕
2025年1月、タイガー・ウッズ(米国)とローリー・マキロイ(北アイルランド)が発案した新リーグ『TGL』が開幕した。
リアルとバーチャルを融合したチーム戦で、ウッズ、マキロイをはじめ、日本の松山英樹、コリン・モリカワ、ジャスティン・トーマス(ともに米国)、トミー・フリートウッド(イングランド)らトッププロが多数参戦した。
2026年シーズンの日程も発表され、松山とマキロイが所属する『ボストン・コモンG』は1月3日の第2戦から登場する。
■アジアンツアーで比嘉一貴、浅地洋介が奮闘
2025年のアジアンツアーで、日本勢2人が存在感を示した。
30歳の比嘉一貴は、シーズン2勝を挙げて日本勢初の年間王者を戴冠。「本当に、本当にうれしい。大きな名誉。積み重ねた努力が実を結び始めたと感じていた。その全てが報われたのは素晴らしいこと」と快挙を喜んだ。
32歳の浅地洋佑は、アジアンツアーのインターナショナルシリーズ「マオタイ・シンガポールオープン」を制し、同ツアーのポイントランキング2位。来季のLIVゴルフ出場権を獲得した。「一生分稼ぐつもりで」と、来季主戦場のLIVに向けて意気込んだ。
■ゴルフ世界長者番付で松山英樹が9位ランクイン
6月、米経済誌『フォーブス』からゴルフの世界長者番付が発表された。日本の松山英樹は4200万ドル(61億円)で9位にランクイン。所属のレクサスをはじめ、「日本企業のスポンサーが多く、太平洋全域で高い人気を誇る」と評された。
1位は推定1億200万ドル(約147億円)のジョン・ラーム(スペイン)で、2年連続の快挙。2位は世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)で、ラームに迫る9700万ドル(約140億円)を稼ぎ出した。
そのほか、トップ10には現代ゴルフ界のスターが名を連ねた。
【ゴルフ長者番付トップ10】
1位:147億円ジョン・ラーム
2位:140億円スコッティ・シェフラー
3位:121億円ローリー・マキロイ
4位:80億円タイガー・ウッズ
5位:72億円コリン・モリカワ
6位:71億円ホアキン・ニーマン
7位:69億円ザンダー・シャウフェレ
8位:65億円ブライソン・デシャンボー
9位:61億円松山英樹
10位:58億円フィル・ミケルソン
※2025年6月発表
