【写真】バーチャルプロダクションを使用して撮影を実施
2025年1月期に放送されたドラマ「119エマージェンシーコール」の続編「119エマージェンシーコール2026 YOKOHAMA BLACKOUT」が1月3日(土)に放送される。今作は、放送時期に合わせた年末年始の横浜市消防局・通信指令センターが舞台。事故や火災、そして年末行事特有のトラブルが次々と発生する中、指令センターでは「AI管制員」導入の提案がされる。今回は、本作でプロデューサーを務めた渡辺恒也氏にインタビューを実施し、続編制作に至った経緯や新しく司令課に加わったメンバーのキャスティング理由、ドラマの見どころを語ってもらった。
■続編のために指令センターのセットも取っていた
――2025年1月からスタートした「119エマージェンシーコール」の放送から約1年ぶりに今回SPドラマとして帰ってきますが、SPドラマとして制作することになったきっかけを教えてください。
ありがたいことに連続ドラマがすごく好評で終わることができて、キャストやスタッフとも「また次できるといいね」という話をしていたんです。ですが、当然メンバーがそろわないことにはできないので、それが今回のお正月というタイミングで、いろいろと調整をして実現しました。前作の放送の時から「続編はやろう」ということにはなっていたので指令センターのセットも取っていて(笑)。準備は連ドラの放送が終わってからすぐ進めていましたね。
――今回のSPドラマは、大規模停電が起こったりと、かなりスケール感も大きいものだったと思いますが、挑戦したことなどはありますか?
せっかく2時間SPでやるので、「連ドラでできなかったことをやろう」ということは考えていました。まずは放送時期に合わせた“年末年始”を舞台にしようと思い、年末年始ならではの、街に人が多く出ている時期だからこそ起きてしまうこと、そしてもう一つは、同時多発的な事件・事故に対応しないといけなくなるようなものを描きたいなと思っていたところ、たまたま連ドラが終わった直後に本当に横浜で中規模な停電があったので、「これは題材として描いていきたいな」と進めていきました。
■“ジャンクコール”にAIが対応できるようになれば「楽になるのかもしれませんね(笑)」
――連続ドラマに引き続き、今回も119番に電話をかけてくる方々は豪華なゲストがいらっしゃるのでしょうか?
はい。前回そこも視聴者の方々が楽しみにしてくれていた部分でもあるので、今回も皆さんのご存知の声優さんにも参加していただいて収録をしました。そこもあわせて楽しんでいただけたらうれしいです。
――今回は、指令センターにAIが導入されるというような話もでてきますね。
そうですね。AIは基本的には活用すべきところは活用して、人間でなければできない部分は人間がやらないといけないことなので、そこを上手く選んでいくことが必要なのかなと思っています。今後、人の仕事がすべてAIに置き換わっていくわけではないと思うので、今回のドラマでもそういうテーマを描きたいなと。
ストーリー上も「AIがあったら全部解決するよ」ということにはしない方がいいかなと考えていていました。指令塔の仕事は、人の息遣いだったりとか「この背景で聞こえてる音ってどういう状況なんだろう」みたいなことを、想像しなきゃいけなかったりもして、そこはすごく人間臭い仕事だなと思ったんです。
もしかしたら、劇中で「ジャンクコール」と呼ばれているような間違い電話やいたずら電話など、そういうものにはAIが対応してくれたりすると、楽になるのかもしれませんね(笑)。
――今回から司令課に莉子さんと長野博さんが加わりましたが、そのお2人のキャスティングの経緯を教えてください。
まずはキャラクターを作るところから始めて、1人は“ベテランであるがゆえに諦めてしまっている50代”という設定の関谷が完成し、もう1人は、働き始めて何年目かで「自分はこの仕事に向いているんだろうか」ということで悩み始めている若い世代の綿貫というキャラクターが完成しました。
そこからそのキャラクターにあっているなという方をキャスティングしていきましたね。長野さんに関しては、テレビドラマに出演するのが久しぶりとのことで、どういう感じのお芝居されるんだろうなというのを、関屋というキャラで見てみたいなというのがありました。
莉子さんは今SNSなどでもすごく人気のある方ですが、意外だったのが、いろいろな作品出られているのですが、こういう等身大のキャラクターの「お仕事モノ」をやったことがないとおっしゃっていて。それならば劇中での綿貫の成長と同じく、今の俳優としての莉子さんの成長にもつながってもらえるといいなという期待も込めて声をかけました。
■最新技術“バーチャルプロダクション”を使用「ロケに行っているかのようなシーンを撮影できる」
――特に注目してほしいシーンや、苦労したシーンなどを教えてください。
苦労は割と全体的にしているのですが…(笑)。今回は、バーチャルプロダクションという最新技術を使って撮影をしているシーンがあります。ロケに行かずにスタジオの中に設置した巨大なLEDスクリーンがあり、そこに映った映像の前で芝居をしてもらうのですが、本当にロケに行っているかのようなシーンを撮影できるんです。「屋内で撮っていることはまさか思われない」というようなクオリティーになっているので、注目していただきたいです。
――最後に見どころをお願いします。
お正月に放送するので、ご家族で観られる方も多いかと思います。実際に、「連続ドラマを観た後に119番通報をすることがあった際、対応がドラマの中で描かれた通りだったので、落ち着いて受け答えすることができました」という声をたくさんいただきました。そういった意味では実学的というか、生活に根ざしたドラマだと思います。
でもその中にもしっかり人間ドラマがあって、キャラクターたちが成長するという部分では、心地いい感動を得られるドラマだと思うので、今回のSPドラマから見る方々もついていける世界観だと思います。もちろんSPドラマだけ見ていただいてもいいのですが、SPドラマ放送前には各局で再放送もありますし、TVerでも無料配信をしていますので、ぜひ先に連続ドラマ版を観ていただけるとより一層楽しんでいただけるものにはなると思いますので、見ていただけたらうれしいです。よろしくお願いいたします。
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