桑原彰のインスタグラムより
12月31日(水) 17:40
今年でメジャーデビュー20周年を迎えた人気ロックバンド・RADWIMPS(以下、RAD)。12月27日に東京・有明アリーナで「20th ANNIVERSARY LIVE TOUR」のファイナル公演が開催され、31日の大晦日には『第76回NHK紅白歌合戦』にも出場する。
ツアーのファイナル公演では、’15年9月に持病の神経症悪化によって無期限休養が発表されたドラマー・山口智史(40)がステージに登場したこともファンの間で反響を呼んでいた。
山口本人も同日にXを更新し、フロントマン・野田洋次郎(40)とベーシスト・武田祐介(40)と再会したことを報告。翌28日にもステージ上で撮影した記念写真を添えて、《10年ぶりにふたりと一緒にステージに立ち、デビュー曲「25コ目の染色体」を演奏できて、最高に幸せでした》と感激の気持ちをつづっていた。
ファンにとっても記憶に残るバンドの節目となったが、’24年10月にRADを脱退した元メンバーでギタリストの桑原彰(40)がXに投稿した発言が波紋を呼んでいる。
きっかけは、RADのツアーファイナルを見届けたファンによるXの投稿。このファンは27日に、“桑原氏にも帰ってきてもらって4人の姿が見たかった”“いまからでも洋次郎さんに謝ってほしい”と望む内容をつづっていた。
すると桑原は30日に、この投稿を引用して《あやまるわけない。俺が脱退したことが20年近くの活動で唯一最初で最後の意思表示だ。あんな所戻るならガーシーと刑務所いた方が絶対たのしい》と真っ向から反論。(以下、《》内はすべて原文ママ)
さらに約4時間後には、こうも主張したのだった。
《個人的には長い目で見ると自分抜きでも活動してもらっていたほうが過去曲の再生数も稼げるし収入も安定する。向こうも俺が居ない方が気持ちよく音楽ができてたくさん曲もできて稼げて事務所も安定する。ファンの人はこれからもバンドの新曲が聴ける。ライブにも行ける。まさにみんなwin-winの戦略的撤退なのである。だから嫌いだけどなるべく話題になるように仕向けて荒稼ぎじゃ》
さらに、別のファンが桑原について“戻ってくる可能性ゼロなのかな”と呟いた投稿にも《0.0ミリだね。薄めのコンドームくらい》と反応していた。
RAD創設メンバーでありながらも、バンドへの嫌悪感を剥き出しにする桑原。そうした姿勢に、ファンからは《完膚なきまでに修復不可能なんだなぁ》《いろいろあるのだろうけどファンとしては悲しい》《そこまでなのか…》と失望する声が上がっている。
そんな桑原は現在、RAD在籍時から手がけていた古着ビジネスや配信、ラジオパーソナリティなど多方面で活動。元暴露系YouTuberのガーシーこと東谷義和氏(54)とともに、ラジオ番組『ガーシー&クワといっしょ』(CROSS FM)にも出演している。
だがそのいっぽうで、“古巣”への批判はこれまでもたびたび繰り返してきた。
「桑原さんは今年3月にもXで、《みんな過大評価しすぎなんだよな》《みんなが思ってるほど求められてないのよ》などとRADを批判していました。別の投稿では野田さんへの批判とも取れるような主張をし、《この世で1番嫌いなバンドの曲弾くから投げ銭してね!》とTikTokでの生配信を告知。実際の生配信では、RAD時代の楽曲をギターで演奏していたそうです
桑原さんはこの翌日にも、《せっかくオプチャ作ったのに嫌いな漢字5文字の人たくさん参加してくる》と呟いていました。『LINEオープンチャット』のチャットルームを新たに立ち上げたものの、名前の表記を“野田洋次郎”とした新規ユーザーが多数参加していたようです」(WEBメディア記者)
桑原とバンドの“深い溝”は、桑原が脱退する前にも露見したことがあった。
桑原は’21年に『文春オンライン』で元モデルとの不倫疑惑が報じられ、バンドは公式サイトを通じて《概ね事実であることを本人に確認しました》とコメントを発表。
野田と武田も連名でコメントを出したが、《目の前で何度も泣いて謝ってきたことに非常に違和感を覚えました》《バレたから謝罪をしたことに納得がいきませんでした》《これからどんなふうに桑原と一緒に音楽を鳴らせばいいのか、現状イメージが湧いてきません》と厳しいトーンで複雑な心境を明かしていた。
「桑原さんは活動休止を経て’22年10月にバンド復帰するも、約2年で脱退しました。その際にメンバー3人のコメントがそれぞれ発表されたのですが、野田さんからは《15歳から一緒に音楽を鳴らすことができて、心から感謝です。これからの桑原の人生もずっと応援しています》と短い一文のみ。桑原さんと武田さんが200字近い文章をつづっていたことから、メンバー間の温度差にファンも驚いていました。
とはいえ、野田さんと桑原さんの険悪ぶりはファンも察知していたようです。桑原さんはバンド在籍中に、海外ツアー先で“将来値上がりするから”との理由でヴィンテージTシャツを大量購入していました。ですが野田さんは《同じメンバーとして嫌だなぁ》とインスタグラムのストーリーズで漏らしていたので、互いに不満を抱えて続けていたのかもしれません」(前出・WEBメディア記者)
紅白ではNHK連続テレビ小説『あんぱん』の主題歌となった『賜物』と、’18年9月に開催されたNHK主催のイベント『RADWIMPS 18祭』のために書き下ろした『正解』をメドレーで披露するRAD。感動を呼んだ「18祭」のイベントは桑原も参加していたが、ファンのためにも両者が歩み寄ることはないのだろうか。
