2025年もたくさんの映画が公開された。米エンターテイメント専門誌「VARIETY」が、同誌の批評家2人がそれぞれ選ぶ2025年のベスト映画10作品を発表した。
【写真】タランティーノが選ぶ、21世紀のベスト映画トップ20<フォトギャラリー>
2025年を象徴するベスト映画を選出したのは、同誌で映画批評を手掛けるピーター・デブルージとオーウェン・グレイバーマン。映画の好みは人それぞれだが、それを反映するように2人のチョイスも異なる。
デブルージが選んだ今年最高の作品は、日本で9月に特集上映「オスロ、3つの愛の風景」でトリロジーの前2作とともに公開された『DREAMS』。今年のベルリン国際映画祭にて、ノルウェー作品として初めて金獅子賞を獲得した同作は、女性教師に恋をした17歳少女の赤裸々な初恋手記をめぐる物語が綴られる。彼はこのほか、5位にダニー・ボイル監督による人気サバイバル映画シリーズの最新作『28年後...』、8位にNetflix映画『トレイン・ドリームズ』を選んだ。
一方、グレイバーマンが1位に選んだのは、レオナルド・ディカプリオが名匠ポール・トーマス・アンダーソン監督とタッグを組んだ『ワン・バトル・アフター・アナザー』。うらぶれた生活を送る元活動家の男が、何者かに一人娘を狙われたことから、状況が一転。次々と襲いかかる危機を乗り越え、愛する娘のもとに駆け付ける。ゴールデン・グローブ賞に最多ノミネートを果たしており、前出のデブルージも3位に選んでいる。
2位には、デブルージも6位に選出したティモシー・シャラメ主演の話題作『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』をチョイス。そして6位に『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』、8位には大ヒットホラー『WEAPONS/ウェポンズ』を選出した。
VARIETY誌の批評家が選ぶ2025年ベスト映画トップ10は以下の通り。
【ピーター・デブルージ選】
1位ダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督『Dreams』
2位ボリス・ロジキン監督『Souleymane’s Story(英題)』
3位ポール・トーマス・アンダーソン監督『ワン・バトル・アフター・アナザー』
4位マシャ・シリンスキー監督『Sound of Falling(英題)』
5位ダニー・ボイル監督『28年後...』
6位ジョシュ・サフディ監督『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
7位ジャファール・パナヒ監督『It Was Just an Accident(英題)
8位クリント・ベントリー監督『トレイン・ドリームズ』
9位ハサン・ハディ監督『The President's Cake』
10位ティム・ミーランツ監督『スティーヴ』
【オーウェン・グレイバーマン選】
1位ポール・トーマス・アンダーソン監督『ワン・バトル・アフター・アナザー』
2位ジョシュ・サフディ監督『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
3位ヨアキム・トリアー監督『センチメンタル・バリュー』
4位ヨルゴス・ランティモス監督『ブゴニア』
5位アガット・リダンジェール監督『Wild Diamond(英題)』
6位クリストファー・マッカリー監督『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
7位アレックス・ラッセル監督『Lurker(原題)』
8位ザック・クレッガー監督『WEAPONS/ウェポンズ』
9位スティーヴン・ソダーバーグ監督『ブラックバッグ』
10位リチャード・リンクレイター監督『Nouvelle Vague(原題)』
■関連記事
アカデミー賞作品賞ノミネート予想ランキング人気の作品は?
ゴールデン・グローブ賞<映画の部>レオナルド・ディカプリオ&ティモシー・シャラメ&イ・ビョンホンらが主演男優賞にノミネート
『国宝』がアカデミー賞2部門でショートリスト入りオスカー受賞に一歩近づくトム・クルーズの応援も話題に
マーティン・スコセッシ監督、亡くなったロブ・ライナー監督を追悼「胸が張り裂けそうになる」
46歳で死去した『IT/イット THE END』俳優ジェームズ・ランソンさん、女性を性被害から救っていた