(※画像はイメージです)
12月31日(水) 19:45
東京・港区にある個室居酒屋「スミビヤ田町本店」でアルバイト従業員による不適切行為があったとして、12月29日に都内を中心に複数の居酒屋を展開する運営会社「TAKEONE株式会社」が公式サイトを通じて謝罪文を公表した。
騒動の発端は、12月27日頃からXで拡散していた20秒ほどの動画。数人のアルバイト従業員が提供前の炊き込みご飯を素手でつまみ食いする様子が収められており、動画では「とってとって」「食べて減らす?」「うん」といった会話や笑い声も確認された。また、アルバイト従業員のうち1人は「じゃ、食べるわ」と言いながら、加熱式タバコのようなものを反対の手に持ち替えて皿に手を伸ばしていた。
本動画はインスタグラムのストーリーズが流出したものと見られており、投稿では《すぐ退店させるために炊き込みご飯提つまみ食いして量減らすのは違うだろ笑笑笑笑》《これがスミビヤクオリティ》などとキャプションも添えられていた。
XやTikTokで本動画が取り上げられると、たちまち次のような批判コメントが殺到。これまでもSNSを発端に、利用客やアルバイト従業員による不適切行為が社会問題化したことに言及するユーザーも少なくなかった。
《手掴みとか衛生面終わってる》
《今までのバイトテロに多かった『悪ふざけの延長』ではなく、客に不利益を与える明確な目的を持って犯行に及んでおり非常に悪質》
《寿司だの何度となく炎上して、賠償額なんかも話題になっているのに、それでもこういうの減らないんだな。これはマジで注文した人は被害届なり出して徹底的にやってもらいたいね。胸糞悪い》(すべて原文ママ)
いっぽう同店は、“バイトテロ”の炎上によってGoogleマップに掲載されている口コミが一時大荒れする事態に。Xの一部ユーザーの間では、臨時休業しているといった情報も流れていた。
こうした騒動を受けて、運営会社は《このたび、当店(運営:TAKEONE株式会社)のアルバイト従業員による不適切な行為を撮影した投稿が拡散し、お客様及び関係者の皆様へ多大なるご不安とご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます》と謝罪。
《当社では、事実関係の確認を進めるとともに、社内規程及び法令に則り、当該アルバイト従業員への厳正な対応を行っております》とコメントし、《お客様に安心してご利用いただくことを最優先に、衛生面の安全確保のための点検及び必要な措置(※該当食材の廃棄/店内ならびに器具の洗浄・消毒/管理者による確認 等)を実施しております》と表明。
なお文書のなかでは、不適切行為の発生日時や行為内容、アルバイト従業員の処分などについての具体的な説明はなされていない。
同社は今後について《スタッフ教育の徹底、店舗運営の管理体制の強化、SNS等の取扱いに関するルールの再周知を行い、再発防止を徹底してまいります》と対応方針を示したいっぽう、《本件に関連して従業員個人を特定する行為や誹謗中傷、個人情報の投稿はお控えくださいますようお願い申し上げます》と呼びかけている。
