12月30日(火) 8:30
まず大前提として、2000円札は現在も正式な日本の紙幣です。日本銀行が発行しており、法律上も1万円札や5000円札と同じ価値を持っています。古いお札や記念硬貨のように「使えない」ものではなく、コンビニやスーパー、自動販売機を除く多くの店舗で問題なく使用できます。
それにもかかわらず、なぜここまで見かけなくなったのでしょうか。その理由は「使いにくさ」と「流通量の少なさ」にあります。
2000円札が普及しなかった最大の理由は、日本人の現金利用の習慣にあります。日本では昔から「1万円・5000円・1000円」という組み合わせが定着しており、2000円札がなくても不便を感じにくい状況でした。
また、ATMの紙幣構成も大きな要因です。多くのATMは1000円札と1万円札を中心に設計されており、2000円札を扱う設定がされていません。そのため、一度回収された2000円札が再び市場に出回りにくいのです。
では、銀行に行けば2000円札を手に入れられるのでしょうか。結論としては、銀行で両替できる可能性はあるが、確実ではないというのが実情です。
銀行窓口では、在庫があれば両替に応じてもらえることがあります。しかし、2000円札は需要が少ないため、そもそも在庫を置いていない支店も多く存在します。その場合、「取り扱いがありません」と断られることも珍しくありません。
確実に手に入れたい場合は、事前に銀行支店へ電話し、2000円札の在庫があるかを確認するのが最も確実な方法です。
一般的な銀行ATMでは、2000円札が出てくる可能性はかなり低いです。ただし、例外も存在します。
沖縄県では、2000円札が比較的多く流通しています。これは2000円札のデザインに首里城が描かれていることが関係しています。そのため、沖縄の一部ATMでは2000円札が払い出される設定になっていることがあります。旅行の際に現金を引き出して、偶然手に入るケースもあるようです。
銀行以外にも、2000円札を手に入れる方法はいくつかあります。
1.知人や家族から譲ってもらう
実は、自宅に眠っている2000円札を持っている人も少なくありません。話題のきっかけとして聞いてみるのも一つの手です。
2.ネットオークションやフリマアプリ
未使用や連番の2000円札は、コレクター向けに出品されていることがあります。ただし、額面以上の価格で取引される場合も多く、「使う目的」より「収集目的」に向いています。
「珍しいから将来高くなるのでは?」と考える人もいますが、現時点では大量に発行されているため、一般的な2000円札が高額になる可能性は高くありません。ただし、未使用品や記番号が特殊なものは、コレクター市場で価値が付く場合があります。
2000円札は、今も使える正式な紙幣であり、銀行で両替できる可能性もあります。ただし、在庫状況に左右されるため、確実に手に入るとは限りません。最も現実的な方法は、事前に銀行へ問い合わせること、もしくは沖縄でATMを利用することです。
見かけなくなった2000円札ですが、その背景を知ると、日本のお金の使われ方や文化の変化が見えてきます。もし手に入れる機会があれば、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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