「相方は『anan』表紙に…」M-1元ファイナリスト・48歳に来年注目のワケ。バナナマンも務めた紅白ウラ司会に抜擢

画像:ドリームフーズ株式会社 プレスリリースより(PRTIMES)

「相方は『anan』表紙に…」M-1元ファイナリスト・48歳に来年注目のワケ。バナナマンも務めた紅白ウラ司会に抜擢

12月30日(火) 8:47

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『水曜日のダウンタウン』(TBS)では、人気企画「名探偵津田」が2年連続で年末SPとなり、そこから生まれた「長袖をください」が「新語・流行語大賞」ノミネートやCM起用につながるなど、2025年も大活躍だったダイアン津田さん。その勢いはテレビの枠にとどまらず、年末には雑誌『anan』で表紙を飾るなど、話題の尽きない一年となりました。

一方で、その相方であるユースケさんに注目が集まることを今か今かと待ち望んでいるダイアンファンも少なくありません。今回はユースケさんが2026年に飛躍する可能性を考察します。

ダイアンの仲良しコンビの歴史と魅力



12月17日と24日に前編・後編の放送を控えるなど、M-1にも並ぶクリスマス前後のビッグお笑いコンテンツとして注目を集めている「名探偵津田」。津田さんの張り上げるようなツッコミやいじられてパニックになる姿などはまさにテレビ向けで、今年の活躍は誰もが納得するものでした。

ダイアンは、共に滋賀県出身で中学校の同級生であるユースケさんと津田さんによって結成されました。同級生同士の仲良しコンビとして、昔のことをよく話題にするダイアン。

津田さんの「高校受験に失敗した」や、ユースケさんの「男なのに短大に進学した」「卒業後はハウスマヌカンをしていた」といったエピソードは、ダイアンファンにとってはすっかりお馴染みのトークとなっており、まるで古典落語のように親しまれています。

若手時代の大阪では、実力派コンビとしてすでに売れっ子だったダイアン。特にユースケさんは「センスがあり天才」と芸人仲間からも一目置かれる存在でした。2007年と2008年には、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」の決勝に進出し、その実力を証明しました。

その後、2018年に東京に進出すると、ダイアンのコンビとしての面白さにいち早く注目した『有田ジェネレーション』(TBS)では、お互いの普段の不満をラップバトル形式で言い合う企画に登場。ユースケさんが津田さんのお母さんが作った大きな卵焼きをひたすらいじる内容で、視聴者の爆笑を誘いました。

さらに、同じくくりぃむしちゅーの有田哲平さんが出演する『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ)でもこのラップバトルが再登場。両番組を手がけた有田さんが、ダイアンをコンビとして特に気に入っていたことがうかがえます。

ラジオで見せる自然体の掛け合いとユースケの魅力



また、ラジオ番組『ダイアンのTOKYO STYLE』(TBSラジオ)や『ダイアンのラジオさん』(ABCラジオ)では、長年の友情が生んだ独特の空気感や、地元の友達同士のように自然体で接する素のダイアンのフリートークが好評を博しています。

コンビとしてバラエティ番組ではいじられキャラの津田さんですが、ラジオでは友達との会話のようなリラックスした一面を見せ、ユースケさんはその言葉の端々や何気ない一言で的確に笑いを引き出す。ユースケさんが持つ冷静な視点で津田さんをいじる掛け合いは、テレビでは見られないダイアンならではの面白さを存分に発揮しています。

芸人になる前の子ども時代のエピソードや家族にまつわる話が豊富で面白く、さらにコンビが仲良しという点も大きな魅力です。こうした特徴は、ダウンタウンやとんねるず、さまぁ~ず、おぎやはぎ、千鳥、博多華丸大吉、サンドウィッチマン、オードリーといった、コンビとしてメインストリームを行くお笑い芸人に共通する重要な要素となっています。ダイアンはまさにこの系譜のど真ん中に位置しており、その魅力で多くのファンに愛されていると言っても過言ではありません。

一般的には津田さんに注目が集まりがちなダイアンですが、大阪時代からその活躍を知っているお笑いファンからは「ユースケの面白さがまだ全国的に知られていない」と、もどかしさを感じている人も多いようです。

コンビの“頭脳”、今こそ全国に注目



しかし、ダイアンファンにとって、コンビの顔と言えば漫才のネタ作りも担当するユースケさんであり、決して「じゃない方芸人」ではないことは明白。ユースケさんは、次の撮影まで空き時間が78時間もあるという太秦の大部屋役者「岸大介」というキャラクターを持ち、その特徴的なビジュアルから「恐竜の赤ちゃん」と呼ばれることもあります。まさに唯一無二の存在ともいえる芸人です。

さらに、若手時代にはワイルド系のイケメンとしても知られており、ネットでは「ダイアンユースケ若い頃」と検索する人も多いほど、かつてのイケメンぶりにも注目が集まっています。

バラエティ番組では、いじられキャラやドッキリを仕掛けられるなど、個性が強い方が先に前に出がちですが、その後、もう片方のメンバーが徐々に注目され、売れっ子になるケースは決して珍しくありません。例えば、バナナマンや麒麟、南海キャンディーズ、オードリーなど、コンビの“頭脳”が後から活躍し、格差が縮まって逆転する流れが見られます。ダイアンも、今後この流れを汲んで、ユースケさんの面白さがさらに全国に広まる可能性は大いにあるでしょう。

バナナマン、サンドウィッチマンに続く紅白歌合戦の副音声を担当



津田さんの活躍が注目されがちなダイアンですが、2025年の『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK)では、コンビとして副音声実況トーク「紅白ウラトークチャンネル」の司会に大抜擢されました。

『紅白ウラトークチャンネル』は毎年恒例の企画で、初期にはバナナマンが務め、その後もサンドウィッチマンやパンサー、ロッチなど、人気お笑いコンビやトリオが登場しています。NHKという信頼感のある媒体で、世間的に好感度が高いコンビが抜擢されるのが定番となっており、ダイアンがその一員として選ばれたことは、今後の飛躍に向けた大きなステップといえるでしょう。

現在、ダイアンは群馬のローカル番組『ダイアンのガチで!ごめんやす』(群馬テレビ)をレギュラーとして担当しており、千鳥が上京後に『いろはに千鳥』(テレビ埼玉)で人気を博していった流れに似た展開を見せています。ラジオを中心にコンビのトークが注目される中、今年の『紅白歌合戦』の副音声実況トーク「紅白ウラトークチャンネル」でもその魅力がさらに広まりました。

これにより、2026年にはダイアンとしての活躍はもちろん、ユースケさんの単独での活動も一層注目されることになるのではないでしょうか。

<文/エタノール純子>

【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中

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