伊藤淳史“北村”「落とし前をつけてやる」融資課長として中小企業の資金繰りの闇に迫る<連続ドラマW池井戸潤スペシャル「かばん屋の相続」第3話>

「連続ドラマW池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」第3話「セールストーク」より/※提供画像

伊藤淳史“北村”「落とし前をつけてやる」融資課長として中小企業の資金繰りの闇に迫る<連続ドラマW池井戸潤スペシャル「かばん屋の相続」第3話>

12月29日(月) 11:30

「連続ドラマW池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」第3話「セールストーク」より
【写真】小島印刷の資金調達の真相に迫る伊藤淳史“北村由紀彦”&泉澤祐希“江藤尚人”

町田啓太、菅生新樹、伊藤淳史、藤原丈一郎の4人が主演を務める連続ドラマW池井戸潤スペシャル「かばん屋の相続」(WOWOW、全4話)の第3話「セールストーク」が、12月28日に放送・配信された。同話では、融資を断ったはずの印刷会社に不審な動きが見られ、京浜銀行の融資課長・北村(伊藤)が真相に迫っていく様子が映し出された(以下、一部ネタバレを含みます)。

■池井戸潤原作、オムニバス形式で描かれる「連続ドラマW池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」

小説家・池井戸潤による短編小説をドラマ化し、4人の働く男たちによる倒産や借金、不正、争いなど、中小企業の融資にまつわる葛藤・苦悩を、1話完結のオムニバス形式で展開していく連続ドラマW池井戸潤スペシャル「かばん屋の相続」。

第3話「セールストーク」で主演を務めるのは、映画「ビリギャル」やNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」などに出演する実力派俳優・伊藤淳史。「連続ドラマW池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」第3話では、融資を見送った小島印刷の資金調達の真相を追い求める京浜銀行羽田支店の融資課長・北村由紀彦を熱演。正義を貫く融資課長を毅然と演じている。

また、北村とともに小島印刷の資金調達の真相を調べる部下・江藤尚人を泉澤祐希が、小島印刷に融資の見送りを宣告する京浜銀行羽田支店の支店長・田山勝治を皆川猿時が、銀行に融資を見送られたものの、なぜか自力で5000万円もの資金を調達した小島印刷の社長・小島守男を石黒賢が演じる。
「連続ドラマW池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」第3話「セールストーク」より


■小島印刷の資金調達に隠された謎を追う…第3話「セールストーク」

「うちが貸せなければ、どこの銀行も貸せません」というセールストークを武器に、さまざまな企業の融資を担当してきた京浜銀行羽田支店の融資課長・北村(伊藤)。そんな彼が現在手を焼いているのが、京浜銀行とも長い付き合いのある小さな印刷会社・小島印刷だった。

結局、北村は支店長の田山(皆川)に命じられ、小島印刷の社長・小島(石黒)に融資の見送りを伝えに行く。すると小島は「うちの会社に“死ね”って言うことだな」と不満を爆発させ、かつて個人的に親しくしていた田山が反対したことを知ると、「うちを散々利用して、それで最後は見殺しにしようってのか!」「あれだけ親しく付き合ってきたのに、うちが死のうが生きようが所詮は他人事。それが支店長の本音なんだろう!」と田山に対して怒りをあらわにする。

しかし小島印刷の融資を見送った月末、残高不足で不渡りが出るかもしれない小島印刷にメガバンクである東京第一銀行から5000万円の入金が。それによって小島印刷は決済資金の振り込みが完了し、無事不渡りを免れたものの、北村は「あの東京第一銀行が貸すかな…」とどこか腑に落ちない様子。そこで、後日後輩の江藤(泉澤)とともに小島印刷を訪れ、小島本人に探りを入れる。しかし肝心の借入先については“以前面倒を見た個人から”とだけ伝えられ、はぐらかされてしまうのだった。

さらに後日、京浜銀行が以前ハネダ塗装店という町工場に融資したはずの5000万円が月末には消えていて、資金不足に陥ったハネダ塗装店に突如5000万円の不審な入金があったことが発覚。小島印刷と似た状況に疑問が膨れ上がった北村は、江藤を連れて再び小島印刷を訪問する。そこで事情を聞いた小島は険しい表情を見せ、「附属明細書の内容に一部虚偽の内容があったから差し替えてほしい」「あとはそっちで勝手にやってくれ」とだけ言い残し、北村に正しい附属明細書を託す。その後、北村が以前の明細書と見比べてみると、そこにはとんでもない事実が隠されていた――。
「連続ドラマW池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」第3話「セールストーク」より


「連続ドラマW池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」第3話「セールストーク」より

■銀行員・北村が見せた揺るがぬ正義

第3話「セールストーク」では、常に毅然とした態度で振る舞う北村が、胸の内に秘めた熱い感情を爆発させるシーンが印象的だった。

融資を見送った小島印刷の先行きを心配する江藤に、「ビジネスの世界では結果がすべてだ」と合理的な一面を見せていた北村。しかし、小島印刷の資金に不審な動きを発見した際には「社長、もしご存じなら教えていただけませんか」と机を叩き、もの凄い剣幕で問い詰める。さらに、真相が判明した際に「落とし前をつけてやる」と怒りをあらわにする場面も。普段冷静な北村が時折感情を表に出す姿からは、“不正は許さない”という強い正義感が伝わってきた。

また作中では、部下の様子の変化に敏感に気付き声を掛けたり、ともに小島印刷を探る江藤を引っ張っていく姿など、頼りがいのある魅力的な人物としても描かれている。そんな北村が不審な資金の動きの真相を突き止め、自らの信念に従って意外な行動をとる様子は大きな見どころと言えるだろう。

ちなみに北村自身、かつて父親が小さな印刷工場を営んでいたという過去を持つ。この背景は、北村という人物の価値観や行動原理を読み解くうえでの重要な伏線となっていた。中小企業の資金繰りの厳しさを身近で見てきたからこそ、小島の置かれた状況や心情にも理解を示すことができる北村。銀行員として求められる合理的な判断と、個人として抱く感情との間で揺れ動く様子にもぜひ注目したい。

お金を扱う銀行、中でも莫大な資金を動かす融資の現場では、不審な資金の動きが思わぬ波紋を呼ぶことも少なくない。第3話では、そうした状況から生まれる緊張感あふれるサスペンスと、そこに関わる人々の複雑な人間模様が丁寧に描き出されていた。
「連続ドラマW池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」第3話「セールストーク」より




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