株式会社ピエトロは、湯煎の“待つ時間”を「わたしのおいしい」を膨らます大切な準備時間として捉えなおす、体験型レトルト商品「おいしいの見つけ方」を発売。この第1弾として、「博多明太子のクリームパスタソース」と「福岡県朝倉市のさらさらごんぼのポタージュ」を「ANA FESTA 福岡空港店」にて、2025年12月10日より先行販売を開始。「おいしいという言葉はひとつでも、その感動は人の数だけある」という考えのもと、“あなたらしいおいしいを見つけてほしい”という願いを込めたシリーズだ。
【写真】本を手に取るように味と向き合う時間を演出する「おいしいの見つけ方」
■待つ時間を価値に変える。体験型レトルトという発想
従来のレトルト食品は、「早く」「手軽に」食べられることが価値とされ、待つ時間は短縮すべきものとされてきた。一方、本商品では湯煎の時間を、おいしさを受け取るための心の準備時間として再解釈している。食べる人が自身の感性と向き合いながら、味わいを想像し、受け止める。そのプロセスそのものを含めた新しい食事体験が「体験型レトルト」だ。
■本型パッケージが生み出す、食前のひととき
パッケージは文芸書にも使われるB6判をベースにした本型仕様。箱を開くと、「おいしいの見つけ方」と題した短編エッセイが現れる。表紙には印象的なイラストを配し、食べ方や感じ方を限定しない設計となっている。読み進めるうちに、自分なりのおいしさを探す時間が自然と始まる仕掛けとなっている。
■地元食材との出合いを促すシリーズ
シリーズでは、福岡や九州の食材とのコラボレーションを軸に展開する。第1弾では、福岡を代表する「博多明太子」と、朝倉市の名産である「さらさらごんぼ」を採用。レトルト商品を入り口に、地域食材への関心を広げることも狙いのひとつだ。
■開発背景にある「食べる体験」への問い
AI化やデジタル化が進み、効率が重視される現代においても、「おいしく食べる」という行為の本質は変わらない。レトルト食品は、できたての味を遠くまで届けるために進化してきたが、その価値を「便利さ」だけで終わらせず、「味わう体験」へと広げられないか。そんな問いから開発は始まった。
開発会議の中で投げかけられた「山頂で食べるおにぎりは、なぜおいしく感じるのか」という疑問が、プロセスや時間そのものにおいしさが宿るのではないかという仮説につながった。湯煎という何気ない時間にも、特別なおいしさを再現できないか。その試みが、本商品の形となっている。
■商品概要
シリーズ名:おいしいの見つけ方
販売店舗:ANA FESTA 福岡空港店(先行販売)、そのほか駅や空港など
商品名:「おいしいの見つけ方 博多明太子のクリームパスタソース」(オープン価格)
内容量:110.3グラム
商品名:「おいしいの見つけ方 福岡県朝倉市のさらさらごんぼのポタージュ」(オープン価格)
内容量:150グラム
■ピエトロのものづくり
1980年、福岡市天神にオープンしたパスタ専門店「洋麺屋ピエトロ」から、ピエトロの物語は始まった。麺が茹であがるまでの間に提供していたサラダのドレッシングが評判となり、分けてほしいという声をきっかけに商品化されたのが「ピエトロドレッシング 和風しょうゆ」だ。
現在も工場を「大きな厨房」と捉え、手作りの工程を多く残した製法を大切にしている。一度に大量生産するのではなく、「少しずつをたくさん」作ることで、創業時からの味を守り続けている。効率よりもおいしさを優先する姿勢が、ピエトロの商品づくりの根幹にある。
ピエトロは「しあわせ、つながる」をテーマに、食を通じた「おいしい、楽しい」提案をこれからも続けていく考えだ。
レトルトの概念を超えた体験が、いつもの食卓に小さな余白をもたらす。自身のおいしいを見つける時間を、この商品とともに過ごしてみてはいかがだろうか。
※画像はすべてイメージ
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