<義実家住みの義姉>義母だけ誘ったら「娘に悪い」と断られた…気を遣って誘うべきだったの?

<義実家住みの義姉>義母だけ誘ったら「娘に悪い」と断られた…気を遣って誘うべきだったの?

12月26日(金) 22:10

061_義兄弟姉妹_ マメ美
家族との関係は、近すぎても遠すぎても難しいものでしょう。とくに「義実家」との距離感は、ママにとって永遠のテーマかもしれません。ママの小さな気遣いが、思わぬ誤解や気まずさを生むこともあるようです。
『義実家で義母と40歳の義姉は同居しており、義父は亡くなっています。この間、私たち家族(子あり)と義母で食事に行かないかと誘いました。すると、義母から「娘(義姉)に悪いから行かない」という返答がありました』
この場合、義姉も誘わなければいけなかったのでしょうか?40歳の娘にそこまで気を遣う必要があるのか……投稿者さんは思わず首をかしげます。けれど「同居している」という状況が、この問題を複雑にしているようです。
関係性しだい、という意見

この問題に対してまずあったのは、関係性によるという声でした。普段、投稿者さんと義姉の間がうまくいっているのか、ギクシャクしているのかで選択は変わるのでしょう。
『関係性と嫁側の気持ち次第でしょう。いい嫁ぶりたいなら義姉も誘えばいいし、一緒に行きたいとも思わない相手なら放っておけばよい』
『義母が「義姉に悪い」と言うなら、「じゃあ今回は家族で行ってきます」でいいのではない?』
『私は仲がいいから誘う。嫌いではないし、いい人だし。子どもたちが生まれて可愛がってくれているし、何より自立しているから向こうも誘ってくれる』
『うちは義母が勝手に義妹や義兄まで誘って、結局大人数になる。だからうちからはもう誘わない』
仲がいいなら当たり前のように誘うし、気が進まないならムリしなくていいとママたちはコメントします。義家族との関係は“正解がひとつではない”のです。義家族との付き合いは、相性と距離感がすべてです。誰を誘うかは、あくまで自分たちの気持ちで決めていいのではないでしょうか。
義母の「遠慮」には理由がある
義母の立場になると、それなりの事情があるのかもしれません。娘が同居していれば、日常の空気を壊したくないのが本音でしょう。たとえ義姉が40歳でも、親にとってはいつまでも子どもなのかもしれませんね。
『それで義姉が不機嫌になったら、一緒に暮らしている義母は面倒でしょう』
『私が誘わなくても義母が当然のように連れて来る。義母曰く、誘わないと可哀想だからって』
『義母だけ誘うと、“弟夫婦は姉を嫌っている”と受け取られることもある。将来的な関係を考えると、義母は慎重にならざるを得ない』
『そもそも義母さんにとっての「家族水入らず」の家族は「義母・義姉・旦那」で投稿者さん(と子ども)はその後に入れるかどうかなんだと思うよ』
ママにとっては“たまの外食”でも、義母にとっては家庭の人間関係が左右される“重大案件”かもしれません。そう考えると、義母の遠慮にも納得がいきます。
義姉と同じ立場でした。声をかけてもらっていたよ
『私は嫁に出る前に実家に住んでいた。兄家族が両親を誘うときには、一応声を掛けられていたよ。忙しいときは断ったけれど、たまに姪たちと遊びたくて行った』
義姉の立場でも、誘われること自体は悪い気はしないものかもしれません。むしろ「自分だけ知らされていなかった」と後から知る方が、モヤッとするケースもあるのでしょう。形だけ声を掛ける……それだけでもトラブルを防げることがあります。実際に来るかどうかは相手の判断に任せればよいのです。
「誘わない」という選択もあり
一方で、義母が義姉を理由に行かないなら、もう誘わないという割り切った声もありました。
『誘わない。義母と義姉の問題。こちらには関係ないから、そういう理由で行かないなら仕方ない』
『投稿者さんがイヤなら義母も含めもう誘わなければいいし、気になるようなら旦那さんから事情を聞いてもらい判断すればいいよ』
家庭の形や関係性はそれぞれ。義母が“行かない”と決めたのなら、それを尊重するのもひとつの思いやりです。ムリにいい嫁を演じてストレスをためるより、少し距離を置いた方がうまくいく場合もあります。
お誘いの真の目的は…?思いを伝えるには時間が必要

投稿者さんは最後に「お正月やお盆は義兄妹が集まるけれど、うちの子と義母がゆっくり話せない。だからたまには私たち家族と義母だけでゆっくり会いたかった。でも以前も旅行に誘ったら、義母が勝手に他のきょうだいを呼び、最終的に不参加になったこともあった。もう、私から誘うのはやめようと思います」とつづっています。義母を気遣う優しさが裏目に出てしまう。そのような体験に心当たりがある人もいるのではないでしょうか。
家族の関係に“こうあるべき”という正解はありません。自分がどのような関係を保ちたいかを軸に考えることが大切です。義母を思う気持ちは、言葉や形式ではなく、態度や時間で伝わるのではないでしょうか。集まってムリにみんなで笑顔を作るより、心穏やかでいられる距離を保つことが必要なのでしょう。それが本当の“家族の思いやり”なのかもしれません。



文・岡さきの編集・佐藤さとなイラスト・マメ美

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