【漫画】「そっちかーい」思わずツッコミたくなる“気が合う2人”の想い人とは?
Web漫画界で精力的に活動し、「異世界転移」や「謎解き」といったトレンドを押さえた作品からオリジナルの人間ドラマまで、幅広い作風で読者を魅了するぱげらったさん(@pageratta)。 今回は、そんなぱげらったさんがX(旧Twitter)に投稿し、2万件を超える「いいね」を記録した短編漫画『気が合う2人の恋』を紹介。さらに、本作に仕掛けられた「タイトル詐欺」の意図や制作秘話について、作者本人に話を聞いた。
■図書館、バス停、映画館…。運命の赤い糸、ではない?
物語の導入は、まさに王道のラブコメだ。図書館で偶然同じ本に手を伸ばし、指先が触れ合う男女。そこから2人の奇妙な縁が始まる。 バス停でばったり会い、映画館でも遭遇する。どこへ行っても顔を合わせる2人は、誰がどう見ても「運命の相手」だ。このまま恋に落ち、ハッピーエンドへ向かうのが定石だろう。
しかし、この漫画のタイトルは『気が合う2人の恋』である。 「気が合う」という言葉の本当の意味が明かされたとき、読者の予想は斜め上へと裏切られることとなる。そう、2人が想いを寄せていたのは、互いではなく「超意外な人物」だったのだ。 この衝撃的なオチに対し、リプライ欄には「そっちかーい!」「気が合いすぎだろ」「違う、そうじゃない(笑)」といったツッコミが殺到。「まさかの気の合い方で草」と、爆笑する読者が続出した。
■ページ数制限が生んだ「学生設定」と「タイトル詐欺」
なぜ、これほどまでに読者をミスリードさせる構成にしたのだろうか。 ぱげらったさんは制作のきっかけについて、「スーパーショート漫画の定番である『タイトル詐欺』をどう仕掛けるか、という発想から生まれた」と語る。 あえてベタな恋愛漫画のタイトルやシチュエーションを用意し、読者が勝手に展開を予想したところを裏切る。その心地よいギャップこそが本作の狙いだったのだ。
また、ぱげらったさんの作品には本作同様、学生が主人公の物語が多い。 その理由について尋ねると、「説明不要で、最も読者が世界観に入り込みやすいシチュエーションだから」との答えが返ってきた。XなどのSNSで発表するショート漫画はページ数が限られるため、余計な説明を省ける学校という舞台設定は非常に理にかなっているのだという。
■高校時代から描き始めた漫画
自身の学生時代については、「元気だったり暗かったり、環境によって性格がコロコロ変わる謎の法則性があった」と振り返るぱげらったさん。漫画を描き始めたのは高校生の頃で、当時は遊び半分だったそうだ。 ショートストーリーだけでなく、長編の連載作品でも読者を引き込むぱげらったさんの漫画。ぜひ他の作品もチェックし、その多彩な世界観に触れてみてほしい。
画像提供:ぱげらった(@pageratta)
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