「やさしくないほうが生きるのは簡単だ」孤独な主人公を描いた漫画『孤独にならないための予防線』に胸が温かくなる【作者に聞く】

40歳独身。誰からも愛されなかったおっさんが手に入れたぬくもりとは…!?/(C)國里

「やさしくないほうが生きるのは簡単だ」孤独な主人公を描いた漫画『孤独にならないための予防線』に胸が温かくなる【作者に聞く】

12月27日(土) 9:00

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40歳独身。誰からも愛されなかったおっさんが手に入れたぬくもりとは…!?
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「昨日たまたま観たテレビでさー」というOLのおしゃべりから、この漫画はスタートする。OLたちは「人間関係のストレスが健康寿命に関係する」という一説について話に花を咲かせていた。「結局、孤独がいちばん体に悪いのねー」と楽しげに話す会話を、主人公の男性はこっそり聞いていた。

40歳独身のしがないサラリーマン・岩倉は彼女も親友と呼べるような友人もいないが「俺も誰かに愛されたい」と出会いを求めて動き出すことに!会社の若い後輩から合コンに誘われ、どうしても40歳以上の人をひとり入れてほしいと女の子サイドから頼まれたといい、「なんかおじさん好きの子がいるらしいんスよー」と聞き、とりあえず参加を決意。その席で意外な人物との想定外の出会いを果たし、岩倉の人生が動き出す…!!本作「孤独にならないための予防線」に込めた思いや、ストーリーの見どころについて、作者である國里さんに話を聞いた。

■「やさしくないほうが生きるのは簡単だ」
孤独にならないための予防線_P001

たまたま昼休みにOLたちの会話が耳に入ってきた

孤独にならないための予防線_P003

「誰にも愛されていない」と、受け身すぎて"やさしさ"を自分から出せなかった主人公。しかし、合コンで出会った女の子に対しては"心配というやさしさ"を伝え、新しい関係性を築くことができて…。

本作「孤独にならないための予防線」の作者・國里さんに、タイトルにもなっている「孤独の予防法」について訊ねると、作中のような「性別や年齢関係なく、そういう相手を作ることが孤独の予防になるのかなと思っています」と話してくれた。

作中では主人公の"勝手な見解"により、「おっさん好きの女子」が「若さしか取り柄のないブス」という飛躍した解にたどり着く図説など、なかなかにおもしろい展開もある。「大変失礼な図説になってしまいましたが、おもしろく受け取っていただけてうれしいです」と國里さん。「図説も主人公の思考も、すべて私の手が勝手に描きました」とテンポのよいギャグを目指した故のこだわりであったと語る。

漫画の後半にある「やさしくないほうが生きるのは簡単だ」という台詞。このことを描きたかったからこそ生まれた本作について、國里さんは「人はみんな誰かに愛されたいし、やさしくされたい。だから人にやさしくするのも見返りを求めている面がどこかにあると思います」と"やさしさ"に関する自らの考えを教えてくれた。

思いやりや配慮もせずに自分勝手に生きていくのは楽だが、孤立はしてしまう。"やさしく生きることは大事"ということをもう一度感じさせてくれる本作を、ぜひ一度読んでみてほしい。

取材協力:國里

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