ディズニー、全世界での年間興行収入が60億ドル突破コロナ後初の快挙

ディズニー、全世界での年間興行収入が60億ドル突破コロナ後初の快挙

12月27日(土) 14:00

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ディズニーが2025年、全世界での年間興行収入60億ドル(約9400億円)を突破したと米バラエティが報じた。コロナ禍以降では初めてで、映画業界の回復を象徴する快挙となった。

ディズニーが年間60億ドルを超えたのは通算5回目。16年から19年まで4年連続で達成していたが、パンデミックで途絶えていた。15年以降、この大台に乗せたスタジオはディズニー以外にない。映画業界全体の興行収入が依然としてコロナ前より約20%低い水準にとどまるなか、この数字の意味は大きい。

今年のディズニーを牽引したのは、2本の10億ドル超え作品だ。5月公開の実写版「リロ&スティッチ」が10億3000万ドル、11月公開の「ズートピア2」が13億ドル(現在も増加中)を記録。さらにジェームズ・キャメロン監督の「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」が公開1週間で4億5000万ドルを稼ぎ出した。

ディズニーにとって、19年以来の好成績となる。当時は「キャプテン・マーベル」「アベンジャーズ エンドゲーム」「アラジン」「ライオン・キング」「トイ・ストーリー4」「アナと雪の女王2」「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」と、10億ドル超え作品が7本並んだ年だった。

ただし、すべてが順調だったわけではない。ピクサーの「星つなぎのエリオ」(1億5400万ドル)、実写版「白雪姫」(2億500万ドル)、「トロン アレス」(1億4200万ドル)は、1億5000万~2億5000万ドルとされる製作費を回収できなかった。

マーベル作品も苦戦が続いている。「キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド」(4億1500万ドル)、「サンダーボルツ*」(3億8200万ドル)、「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」(5億2100万ドル)は、かつてのように10億ドルを軽々と超える勢いには程遠い。

それでも、ディズニーの「不振作」は他社の大ヒット作に匹敵する興行成績だ。26年には「アベンジャーズドゥームズデイ」「トイ・ストーリー5」、実写版「モアナ」、「プラダを着た悪魔2」と強力なラインナップが控える。劇場の本格的な復活を牽引するのは、引き続きディズニーになりそうだ。

【作品情報】
アベンジャーズドゥームズデイ

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写真:AP/アフロ
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