【漫画】本編を読む
街の隅々まで荷物を届ける郵便配達員は、時に住民たちの予期せぬドラマやトラブルに遭遇することがある。 現役の郵便局員である送達ねこさん(@jinjanosandou)が描く漫画『郵便屋が集めた奇談』は、同僚たちが実際に体験した不思議な話やゾッとする出来事を漫画化した作品だ。 今回は、ある女性配達員が集合住宅で遭遇した恐怖のエピソード『静かなる隣人』を紹介するとともに、一人暮らしに潜む危険や防犯対策について送達ねこさんに話を聞いた。
■背後から響く「カチャ」という金属音
ある日、女性の郵便配達員がマンションの1階エントランスで作業をしていると、若い女性住民から声をかけられた。彼女はひどく怯えた様子で、「2階の自分の部屋まで一緒に行ってもらえませんか?」と懇願してくる。 事情は飲み込めなかったが、ただならぬ雰囲気を察した配達員は同行を承諾した。階段を上り、2階の廊下を進む。周囲に人の気配はない。 しかし、彼女の部屋に向かっている最中、ふいに背後で「カチャ」という音が響いた。反射的に配達員が振り返ると、そこには信じられない光景が広がっていた…配達員の悲鳴が響き渡る結末に注目だ。
■ドアポストから「人の手」や「スマホ」が伸びてくる
本作で描かれたような恐怖は、決して漫画の中だけの話ではない。送達ねこさんは「帰宅時は特に危険が生じやすい」と警鐘を鳴らす。 「家に着くとホッとして気が緩みがちだが、ドアを開けた瞬間に背後から押し入られる事件も起きている。犯人が近くの住人で、待ち伏せしていたケースもある」 まずは周囲を警戒し、誰もいないことを確認してから解錠する。そして素早く中に入って施錠する。この一連の動作が危険回避の基本だという。
さらに送達ねこさんの元には、もっと直接的な恐怖体験も寄せられている。 ある一人暮らしの女性客から「ドアポストを塞いでほしい」という依頼があった際の話だ。その女性は深夜に物音で目を覚まし、電気をつけたところ、ドアポストからニューッと人の腕が伸びていたのを目撃したという。犯人はバールのようなもので内側の鍵を開けようとしていたのだ。照明がついたことに驚いて逃走したが、もし気づかなければ侵入されていたかもしれない。
また別の事例では、ポストの隙間からスマホを差し込まれ、室内を盗撮されそうになったケースもあるそうだ。 「この被害者は、100円ショップで布を買い、ポストの内側に自作のカバーを取り付けた。外から物を入れようとしても布が邪魔になる仕掛けだ」と送達ねこさんは語る。こうしたささやかな対策でも、その家に「警戒心」があることをアピールでき、犯罪者への抑止力として機能するという。
取材協力:送達ねこ(@jinjanosandou)
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