新年のあいさつもメールやSNSで済ませる範囲が広がってきたが、年賀状をしっかり書いて出す相手もまだ少なくないだろう。書き損じハガキや未使用の金券などを募金に変え、世界寺子屋運動に役立てる日本ユネスコ協会連盟（東京）の 「書きそんじハガキ・キャンペーン2026」 がスタートした。

書き間違えや印刷ミスなどで投かんしなかった年賀ハガキや、タンスに眠っている未使用の商品券、切手などのいわゆる“タンス遺産”を回収し、募金に変えて、「ユネスコ世界寺子屋運動」の活動に役立てる。この運動は、1989年の開始以来、世界44カ国1地域で541軒の寺子屋を建設し、135万人以上に教育の機会を提供してきた。活動資金を支えているのがこの「書きそんじハガキ・キャンペーン」。前回（2024年12月～2025年11月）のキャンペーンで集まった募金は、カンボジア、アフガニスタン、ネパール、ミャンマーでの教育プログラムなどの実施に役立てた。2024年度は、カンボジアに1軒の寺子屋を建設したほか4カ国で約3000人に学びの機会を提供することができた。年末の大掃除で見つけた未使用の金券やプリペイドカードも受け付けている。

郵送先は、〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-3-1 朝日生命恵比寿ビル12階公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟書きそんじハガキPR係。

【関連記事】
・ あなたのひと言が無自覚の加害に？「ハラスメント研修」を受けて職場の空気を変えよう
・ 東京臨海広域防災公園で企画展「世界の大地震―巨大地震はなぜ起こる―」
・ 「第9回 日本女性学習財団 未来大賞」レポート募集中多様性を受け入れる社会に向けた「出発・再出発」がテーマ
・ 物価高に対抗するなら「食品もったいないセール」へワケありの12万点が大集合
・ 開発途上国の⼦どもたちに給⾷を百貨店でヘルシーメニューを楽しみながら寄付