韓国を代表する俳優ハン・ソヒとチョン・ジョンソが主演を務めたクライムサスペンス「PROJECT Y」が、2026年1月23日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。このほど、本作の魅力溢れるキャラクターたちを写した場面写真が公開された。
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【フォトギャラリー】「PROJECT Y」場面写真
第50回トロント国際映画祭、第30回釜山国際映画祭でのプレミア上映で話題を呼んだ本作は、ミソンとドギョンという二人の女性が底辺の現実から抜け出すために、隠された金塊を盗み出すというストーリー。主演を務めたのは、ドラマ「夫婦の世界」でブレイクを果たし、「わかっていても」「マイ・ネーム:偽りと復讐」と立て続けに話題作に出演したハン・ソヒ。アクションからロマンス、時代劇までジャンルを問わない演技力で確固たるキャリアを築いてきた。
そしてもう一人、イ・チャンドン監督「バーニング 劇場版」で鮮烈なデビューを飾り、圧倒的な演技力と存在感で観客の心をつかむチョン・ジョンソ。劇中で、苦楽を共にして育った同い年の幼馴染を演じる二人は、実生活でも親友として知られている。この化学反応が、本作に物語のリアルさと登場人物の深みを与えている。
監督は、大胆な題材とインパクトのある演出で韓国映画界に新風を吹き込むイ・ファン。これまでに、韓国社会で生きる若者が直面する問題を掘り下げた作品を発表し、その社会意識の高さが評価されてきた。長編3作目となる本作について、「私が最も惹かれるのは人間そのものです。彼らの極限の欲望と葛藤を探求したかった」「素晴らしい俳優、宝石のような俳優がたくさん出てきます」と語る。
ハン・ソヒとチョン・ジョンソが演じるミソンとドギョン。「昼は働き夜は眠る」そんな普通の人のように生きる日々を夢見て、自身が昼間に働くフラワーショップの事業を継ぐことを決意するミソン。繁華街での過酷な労働を感じさせない幸福感に満ちた笑顔を見せている。ミソンと一緒に今の生活から抜け出すために繁華街で働く女性たちの頼れるドライバーとして生活費を工面しているドギョン。ある事件をきっかけに底辺の生活に逆戻りした際には、一攫千金を狙った大博打をミソンへ提案するなど大胆な行動が目立ち危険な一面をのぞかせる場面も垣間見える。
その他にはミソンとドギョン二人の人生を狂わし切迫した状況へと追い込むボス(キム・ソンチョル)の冷たい眼差しで不敵な笑みを浮かべるカットや、ドギョンの実母にして二人の味方?・ガヨン(キム・シンロク)の隠れた闇を感じさせるカットも。さらにはボスの忠実な手下・ブル(チョン・ヨンジュ)は殺意の籠った目を向け、ミソンとドギョンの友人にして二人を危険な道へと焚きつけるソック(イ・ギェジュン)が誰かと緊迫した表情で電話をする姿、ボスの妻にしてとあるホストと親密な関係を築いているハギョン(ユア)の静かな緊張と警戒心を帯びた表情など、各キャラクターの表と裏の顔から“悪”を予感させる場面写真が公開された。
また、場面写真とあわせてメインビジュアルも公開。ビジュアルは、物語の中心となる二人の女ミソンとドギョンが背中合わせに配置され、互いに異なる方向を見つめる姿が強烈なコントラストを生み出している。中央には「こんな生活、クソくらえ。」とキャッチコピーが目を引く。今の生活から抜け出そうともがく女性たちの強い意志と、サスペンスフルな展開を予感させる。
「PROJECT Y」は2026年1月23日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
【作品情報】
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PROJECT Y
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