アイドル界の異端児が新たな作品で世間を騒がせそうだ。歌い手・Adoがプロデュースする4人組アイドルグループのファントムシータが、12月21日に初写真集「怪忌蝶寫眞集Maze EP.0」の発売記念イベントを開催した。
初写真集について、もなは「初めて聞いたときは電子版かなと思ったんですが、紙で発売できることをとても嬉しく思います。ファントムシータの魅力が詰まった作品になりました」と自信をのぞかせる。百花も「見る方によっては懐かしく、新しくも感じられる一冊」とアピールした。
“レトロホラー”がコンセプト。写真集にはそんな世界観が堪能できるこだわりが満載。美雨は「構成的にページをめくるたびに、どんどん私たちの衣装が血まみれになっていく。グループカラーの赤(血)が濃くなっていって、ホラー感が増していくというような作りになっています」とコメント。ロケーションや小道具などにもこだわりがあるそうで、凛花は「外ロケでも岩の上や草むらに立っていたり、結構大変なシーンでした。赤いライティングやバラの花びら、ドクロなど、私たちのポーズや目の表情も違うので存分に堪能してほしいです」と語った。
今年はメジャーデビュー前にもかかわらず、15都市におよぶ異例の海外ツアーで始動。7月~8月にかけては日本ツアーも成功させた。常に規格外のスケールでアイドル界にも大きなインパクトを残しているファントムシータ。今後グループの目標を聞かれると、もなは「今回の写真集では和の雰囲気でしたけど、洋風なコンセプトでも挑戦してみたい」と語ると、百花も「私たちの世界観をより近くで体感できるような展示会のようなものがあったら、もっと楽しめるんじゃないかなと思っています」と夢を膨らせた。
また、主戦場であるライブにも新たな構想が湧いているようで、美雨「私たちは楽曲ごとにコンセプトが濃くて、その世界観に憑依する姿が魅力。ライブなんですけどミュージカルのような演出にしたりとか。ファントムシータしかできない凝ったライブにも挑戦していきたいです」と意気込みを語った。
アイドルの枠にとらわれない彼女たちのステージを楽しみにしたい。
取材・文/吉岡 俊撮影/後藤 巧
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