次世代を担うミュージカルスターが年の変わり目に多彩なミュージカルナンバーを歌うコンサート、「カウントダウン ミュージカル コンサート」が2年ぶりに開催される。日時と会場は前回と同じく、12月31日(水)22時の東京国際フォーラム ホールA（LIVE配信あり）。構成・演出、音楽監督、振付も前回同様、それぞれ上田一豪、大貫祐一郎、加藤敬二が務める。前回キャスト9名から8名が再び集い、岡宮来夢と小林唯を加えた10名となる今回のキャストを、今年の主な出演ミュージカルとあわせて紹介していこう。

岡宮は2023年から各地で上演されていた『進撃の巨人』に引き続き主演後、初演から大きく顔ぶれを入れ替えての再演となった『1789-バスティーユの恋人たち-』と『四月は君の嘘』に主演するという、まさに「次世代を担う」活躍ぶり。甲斐翔真は、やはり顔ぶれが大きく入れ替わった『キンキーブーツ』に主演して作品に新風を吹き込み、ドラァグクイーンのローラから一転、『マタ・ハリ』では戦闘機パイロットのアルマンに扮した。

木下晴香は、『レ・ミゼラブル』初登場にして若手の登竜門と言われるコゼットやエポニーヌではなくファンテーヌを演じ、話題のドラマ「べらぼう」「不適切にもほどがある！」でも歌声を披露。その『レ・ミゼラブル』でアンジョルラス役を務めた小林は、『ジャージー・ボーイズ』のフランキー役も射止め、ふたつの大役を全うした。saraは、日本オリジナルの『梨泰院クラス』と日本初演の『Once』の2作でヒロインのオリジナルキャストに。

東啓介の2026年は、共にトニー賞に輝いた『キンキーブーツ』（チャーリー役）と『ジャージー・ボーイズ』（ボブ役）に立て続けに出演する“ブロードウェイ・イヤー”。平間壮一は日本初演の韓国ミュージカル『ワイルド・グレイ』に主演したほか、ミュージカル以外の舞台での活躍も目立った。三浦宏規は、『レ・ミゼラブル』のマリウス、『ジェイミー』のタイトルロール、『デスノート THE MUSICAL』のL、と引っ張りだこの1年。

森崎ウィンは『ウェイトレス』でポマター医師を好演後、『SPY×FAMILY』では2度目の主演を務め、座長としても作品を牽引。そして屋比久知奈は、自身3度目となった『レ・ミゼラブル』のエポニーヌ役で円熟の演技を披露したほか、映画『モアナと伝説の海2』の吹替版モアナとしても存在感を発揮した。2026年も多数の話題作への出演が予定されている10人と、新年を華やかに迎えたい。

文：熊田音子

＜公演情報＞
「カウントダウン ミュージカルコンサート 2025-2026」

構成・演出：上田一豪

音楽監督：大貫祐一郎

出演：岡宮来夢、甲斐翔真、木下晴香、小林唯、sara、東啓介、平間壮一、三浦宏規、森崎ウィン、屋比久知奈（50音順）

2025年12月31日(水)22:00開演
会場：東京国際フォーラムホールA

【LIVE配信決定！】
配信日：12月31日(水)22:00開演
視聴チケット販売期間：12月5日(金)12:00～12月31日(水)22:00まで
視聴期間：LIVE配信のみ。※アーカイブ配信はございません。

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チケット情報：
https://w.pia.jp/t/cdm2025/

公式サイト：
https://cdm.srptokyo.com