25歳を過ぎたら「売れ残り?」結婚はクリスマスケーキ!「24歳までが一番需要がある」と結婚を急かす上司【インタビュー】

25歳過ぎたら売れ残り?/画像提供:(C)尾持トモ

25歳を過ぎたら「売れ残り?」結婚はクリスマスケーキ!「24歳までが一番需要がある」と結婚を急かす上司【インタビュー】

12月25日(木) 7:00

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事務課の課長は、「結婚適齢期は25歳、24歳が一番需要があり、以降26歳は売れ残り…」と女性の年齢をクリスマスケーキにたとえた「クリスマスケーキ理論」を語る。「早く彼氏を作らないと売れ残る」と言って、当時22歳の尾持さんに30歳年上の独身上司をおすすめしてきた、尾持トモ(@o0omotitomo0o)さんの『人生崩壊 会社ぐるみのいじめで苦手な人と無理やり付き合わされました』を紹介するとともに話を聞く。
【漫画】クリスマスケーキ理論って?→読む


■適齢期は、25歳まで。それを過ぎたら価値が下がるのみ
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尾持さんが所属していた事務課には、お局的存在の事務課長がいた。課長を筆頭に子分的な女子社員2人が幅を利かせている。「2人は髪色、メイク、ネイルまで課長に合わせていました。さらに、好きな物や趣味まで課長に合わせていて、課長が気に入らない人は2人も気に入らないし、一緒にいじめるという体質でした」と、尾持さんは当時の環境について話す。

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課長は尾持さんに彼氏がいないと知ると、「クリスマスケーキ論って知ってる?」と言った。これは女性の年齢をクリスマスケーキにたとえたもので、「クリスマスケーキは24日によく売れ、続いてクリスマス当日の25日にもまあまあ売れ、26日以降は売れなくなってくる…という仮説を女性の年齢にたとえたものだ。課長は「女性は25歳までに結婚すべき!」という。

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当時、尾持さんは22歳で「彼氏ができなければ、すぐ売れ残るよ!」と言われたことに対し、「結婚は何歳でもできますし、今は結婚しなくても幸せという時代なのにかなり古い価値観でびっくりしました!とても時代錯誤だなと思いました」と話す。本作の内容はまるで昭和のようだが、平成の終わりから令和の始めのころの話。課長は、彼氏がいないならと別の部署の52歳の独身上司嫌田さんと2人で飲みに行きなよと勧めてきた。

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場当たり的な会話だと思ってのらりくらりかわしていたが、なぜか毎日「嫌田さんにしといたら?」「お試しでいいから嫌田さんと付き合ってみなよ?」と、しつこい。その後、飲み会の席で社員ぐるみの「嫌田さんと付き合えコール」。逃げ場のないところまで追い詰められた尾持さん。「この漫画は、もし同じような立場の人がいても『あなたはひとりじゃないよ』と寄り添えるような作品にしたいと描き始めました」と、尾持さんは制作の経緯を話す。会社ぐるみで強引に付き合うことを強要し、相談できる人もいない新人社員は壮絶ないじめやパワハラ体験をどのように乗り越えたのか。適応障害となり、退職するまでのリアルな実話が描かれている。


取材協力:尾持トモ(@o0omotitomo0o)

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