【写真】14kg増加し挑む!ヒョンビンが演じる諜報員のペク・ギテ
1970年代の韓国と日本を舞台に、裏社会を操るエリート諜報員VS正義を追求する検事のスリリングな心理戦を描くオリジナルドラマシリーズ「メイド・イン・コリア」が、12月24日(水)に配信開始。同作で、富と権力への欲望に溺れる諜報員ペク・ギテを演じるのがヒョンビンだ。「愛の不時着」(2019年)で世界的な大フィーバーを巻き起こしただけでなく、相手役のソン・イェジンと実生活でもゴールインして話題を集めたヒョンビンだが、結婚後はハードな作品に立て続けに出演し、さらなる新境地を開いている。“権力に溺れるエリート諜報員”というダークな役柄に挑む今作の配信を前に、そんなヒョンビンのキャリアをあらためて振り返ってみたい。
■「私の名前はキム・サムスン」で最初のブレーク
日本で“第一次韓流ブーム”が巻き起こったさなかの2003年にドラマ「ボディガード」でデビューしたヒョンビン。現在まで約22年におよぶキャリアの中で、自身も何度もブームを巻き起こしてきた。
最初のブームは2005年のドラマ「私の名前はキム・サムスン」。同作でヒョンビンは、キム・ソナ演じる主人公キム・サムスンが働くレストランを仕切る“御曹司”で“ツンデレ”な“年下男子”という、今に続くラブコメの原型ともいえるキャラクターを好演した。クールでそっけない“ツン”と、年上のサムスンだけに見せる甘い“デレ”のギャップでアジア中の女性をとりこにし、最高視聴率50.5%という驚異的な数字をたたき出した。
続いて2010年には「シークレット・ガーデン」で再びツンデレ御曹司キャラを好演。デパートのCEOを務めるキム・ジュウォン(ヒョンビン)と、スタントウーマンのキル・ライム(ハ・ジウォン)がぶつかりながらも徐々に距離を近づけていく過程がファンのハートをがっちり捕らえたばかりか、この作品ではヒロイン・ライムとの“入れ替わり演技”も披露。中身はライムのジュウォンが見せる女性的なしぐさにハマる視聴者も続出し、最高視聴率37.9%の大ヒットとなった。
そして2019年には「愛の不時着」で3度目の“ヒョンビンブーム”を牽引。最高視聴率21.7%をたたき出してtvNの歴代最高視聴率(当時)記録を樹立した上、Netflixを通じて世界190カ国に配信された。2020年初頭から始まったコロナ禍のStayHome期間と重なったこともあり、「愛の不時着」と俳優ヒョンビンが世界的人気を博していく。
■ラブコメから離れ、映画で新境地
一方で、ヒョンビンは演技へのあくなき情熱を常に行動で見せてきた俳優でもある。
「私の名前はキム・サムスン」でブレーク後は当然のようにラブコメ作品のオファーが殺到したが、俳優としてイメージが固定化することを嫌い、明るいテイストのキャラクターは一時封印。チャン・ドンゴン主演で大ヒットした映画「友へ チング」(2001年)のドラマ版となる「チング~愛と友情の絆~」(2009年)で、運命に翻弄(ほんろう)され、裏社会組織の一員となっていく主人公ハン・ドンスの青春と悲哀を体現した。
その他、中国出身の女優タン・ウェイを相手役に、全編ほぼ英語のセリフで大人のロマンスを描き出した映画「レイトオータム」(2010年)、5年間を共に過ごした夫婦に訪れる別れの1日を静かにつづった「愛してる、愛してない」(2011年)、時代劇初挑戦ながら剣術・弓術・馬術も完璧にこなした映画「王の涙 イ・サンの決断」(2014年)…と、一つのイメージに固定されることを嫌って作品ごとに新たな挑戦をし、それを乗り越えて新境地を見せる、ということを繰り返してきた。
常に高い壁を設定し、それを乗り越えて前に進むスタイルは彼の人生におけるテーマなのかもしれない。兵役義務を果たす際には、訓練が最も厳しいとされる海兵隊を志願。入隊時の体力テストでは全志願者のうち5位に入る成績を上げ、海兵隊戦闘兵科に所属して厳しい鍛錬を経験した。
■「演技が好きだとあらためて感じた」
軍服務期間は「ヒョンビンという人物について考える時間にもなった」と語るヒョンビン。週末、休憩室でテレビを見ていて他の俳優の演技をたまたま目にする機会があったとき、「演技がしたくなった。演技が好きだとあらためて感じた」とバラエティー番組でも語っており、除隊後は俳優として、さらなる挑戦を開始した。
ドル札偽造事件を追って史上初の共同捜査を行う南北の刑事の活躍を描いた2017年の映画「コンフィデンシャル/共助」では、北朝鮮のエリート刑事、イム・チョルリョンを熱演。本格アクション初挑戦ながら、ロシアの格闘技システマも駆使した激しい接近戦をやってのけた。
40歳を迎えた2022年には、ソン・イェジンとの結婚を発表。同じ年に第一子も誕生し、プライベートも大きく変化する中で、テロリストと対峙(たいじ)する国家情報院の工作員を演じた映画「極限境界線-救出までの18日間-」(2023年)や、独立運動家アン・ジュングン(安重根)という実在の人物を演じた「ハルビン」(2024年)など社会派作品に挑み、次々と新たな一面を見せている。
一方で、妻・イェジンが出産後初めて出演した映画「NO OTHER CHOICE」(2025年)の撮影時には、愛息子の名前でロケ先にコーヒーカーを贈るサプライズを企画するなど、愛妻家ぶりも披露。プライベートの充実が、演技へのさらなるモチベーションにもなっているようだ。
■最新作は14kgバルクアップして挑む“ミステリアスな諜報員”
そして今回、「愛の不時着」以来となるドラマ出演作「メイド・イン・コリア」ではチョン・ウソン演じるチャン・ゴニョンを相手に、権力と欲望に溺れるエリート諜報員というダーティーなキャラクターに挑んでいる。威圧的な佇まいとにじみ出るカリスマ性で場を掌握する諜報員ギテは、1話から存在感たっぷり。1話のセリフの多くが日本語で、狭い飛行機の通路での激しい接近戦などアクションも存分に見せている。
配信に先立って行われた制作発表会では「(『ハルビン』の撮影当時を基準にすると)体重13~14kgくらい増やしました。当時の中央情報部という、最高権力機関に所属している人物が持っている威圧感が感じられたらと思いました。それで運動をたくさんして、体を大きくしました。僕の俳優生活で最も大きな体のキャラクターです」と告白。
過去最高にバルクアップした肉体で体現しているというミステリアスな諜報員・ギテについて、会場に集まった記者たちの期待をあおってみせた。
作品ごとに自らに課題を課し、それを乗り越えるようにして新境地を見せてきたヒョンビン。“権力と欲望に溺れる主人公”役で、努力の跡がしっかりと感じられるに違いない最新作「メイド・イン・コリア」は、12月24日(水)より毎週水曜にディズニープラスのスターで配信される。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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