【漫画】本エピソードを読む
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、伊藤九さんの作品『かないさん』をピックアップ。今作は『モーニング月例賞2022年9月期』で佳作を受賞した作品で、伊藤九さんのデビュー作である。
伊藤九さんが11月25日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、6.4万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、伊藤九さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■バイトの先輩、“かないさん”
かないさんは、バイト先の先輩。
ミスを認めるのが苦手、学生ではなく、割と人見知りをするタイプで年下にはかなり強くでる。
そんなかないさんに可愛がられている元原。彼女のユキさんにも会わせてもらうほどだった。
ある日、かないさんにある変化が起こった……。
実際に漫画を読んだ人達からは「引き込まれすぎる話」「胸を鷲掴みにする」「凄く素敵な漫画」「本当にすごい作品に出会ってしまった」といった声があがっている。
今回は、作者の伊藤九さんに『かないさん』の制作について話を伺った。
■作者・伊藤九さん『モノローグのリズムにはこだわりました』
――「かないさん」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
大学の課題で描いた話です。
それまでにいわゆる読み切り漫画というものは描いたことがなかったので、悪戦苦闘した記憶があります。
人の話が描きたいと思ったので、「かないさんは〜」から始まる文章を20個ぐらい書いて、そこからストーリーができあがりました。
――「かないさん」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
モノローグのリズムにはこだわりました。
詩を書く要領で、声に出して読みたくなるようなテンポ感を意識していたと思います。
――今作は読者からかなりの反響があったかと思いますが、率直なご感想をお教えください。また印象に残っている読者からのコメント等ありましたらお教えください。
ありがたかったです。かないさんという人を「かないさん」と呼んでくれる方がたくさんいたのがとても嬉しかったです。
『かないさん』を読んで、身の回りの人について想っているようなコメントがあったのが印象的でした。自分は人が好きなので、人のことを考えてくれるのは嬉しいです。
――普段、漫画を描く際に意識していることや大切にしていることがありましたらお教えください。
漫画内で明記することはなくても、キャラクターには必ず名前をつけるようにしています。
むかし大島渚の本を読んでいたときに、渚という名前は水産学者をしていた父親が付けた、という話を見て、なんて素晴らしいんだろう…と感動したことがあり…。
どういった経緯でこの名前になったのかを考えるとき、自然とその人の生い立ちや背景が見えてくる気がします。
――現在、伊藤九さんの新刊「ランチユーインザスカイ」が発売中ですが、本作を創作したきっかけや「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
青春をテーマにした漫画が描きたいと考えていたとき、その鮮烈さと脆さのようなものを描くのに花火というモチーフがちょうど良いな、と思ってできた話です。あとは単純に花火が好きだからです。
根本的に描きたいことは『かないさん』のときから一貫していると思います。
――伊藤九さんの今後の展望や目標をお教えください
今はアナログでの作画に挑戦しています。とても楽しいですが作画スピードがかなり落ちるので、早く慣れたいなあと思っています。
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
現在、伊藤九さんの新刊「ランチユーインザスカイ」が発売中!
伊藤九さんの連載デビューした青春ストーリー。ぜひ注目してみてほしい。
コミックDAYSで『ランチユーインザスカイ』を読む
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