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二卵性双生児のポン子ちゃんとコン子ちゃん、三女のピイ子ちゃんを育てながら、育児の日々をユーモアたっぷりに描いているサヤ山サヤ(@saya_twins1125)さん。ウォーカープラスで連載中の「今日も三姉妹が舞う!〜七転び八起き育児日記〜」では、妊娠・出産から育児の悩みまで、実体験をもとにしたエピソードを描き、多くの共感を集めている。今回取り上げるのは、赤ちゃんの「頭の形の歪み」という、気になりながらも周囲には相談しづらいテーマだ。
※本作は著者の体験談に基づいており、すべてのケースに当てはまるものではありません。気になる場合は医師など専門家への相談をおすすめします。
■見た目以上に深刻だった、赤ちゃんの頭の歪み
ポン子ちゃんの頭の形に違和感を覚えたサヤさんが診断を受けて知ったのは、「短頭症」と「斜頭症」を併発している状態だったという事実だった。いわゆる“絶壁”と呼ばれる短頭症は一目で分かるほどだったが、実際に計測してみると左右差もあり、斜頭症でもあると判明した。よく見ると目の大きさが違って見えたり、いつも同じ方向に頭が傾いていたりと、これまで何となく感じていた違和感が一気に腑に落ちたという。
■ドーナツ枕に母子整体、あらゆる方法を試しても、改善しなかった現実
頭の形を改善するため、サヤさんはできることはすべて試した。ドーナツ枕を使い、母子整体に相談し、寝かせる向きを工夫するなど、ネットや口コミで見つけた方法を片っ端から実践したが、状況はむしろ悪化していったという。そんな中で知ったのが「ヘルメット治療」だった。しかし当時は体験談も少なく、費用も高額で、簡単に決断できる選択肢ではなかった。それでも、このまま悩み続けるよりはと、最後の手段として治療を検討するようになる。
■通院のハードルを越えて選んだ「ヘルメット治療」
ヘルメット治療を決意したあと、サヤさんは頭蓋矯正ヘルメットを扱う会社の公式サイトから提携医療機関を探した。しかし当時は全国にわずか数カ所しか対応施設がなく、片道2時間半かけて通院する日々が始まった。双子の赤ちゃんを連れての長距離移動は決して楽ではなかったが、それでも「やれることはやり切りたい」という思いが背中を押していたという。
現在では提携医療機関は全国45カ所以上に増え、以前よりも治療を受けやすい環境が整いつつある。ヘルメット治療の認知が広がり、同じ悩みを抱える親が少しでも早く選択肢にたどり着けるようになったことを、サヤさんは心からうれしく感じている。
取材協力:サヤ山サヤ(@saya_twins1125)
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