いい会社には、いい総務さんがいました

いい会社には、いい総務さんがいました

12月24日(水) 0:00

◆いい会社には、いい総務さんがいました

社員が働く環境を整えるのが総務の仕事。ならば心地いい風が吹くあの会社には、きっと、いい総務さんがいるはずです。訪ねたのは、株式会社ほぼ日。新社長の小泉さんに、“ほぼ日的” 総務の姿を聞きます。



株式会社ほぼ日代表取締役社長小泉絢子さん
学生の頃からほぼ日でアルバイトを始め、2001年入社。ほぼ日手帳の開発を担当する。取締役、副社長を経て2025年11月に社長に就任
社員が泳ぐ “心地いい水” をつくる
「今日、総務のことを話せる機会をいただいたのが嬉しくて。皆本当にいい仕事をしているんですよ」。取材の数日前に糸井重里さんからバトンを受け継いだばかりの小泉社長は、自分のこと以上に弾んだ声で、社員の仕事ぶりを話しました。「ほぼ日手帳」をはじめ、多くの人気コンテンツを世に生み出してきた、ほぼ日。今や150名を超える社員が、まだ10名にも満たなかった頃。糸井さんは社員に「椅子だけは、良いものを選ぼう」と言ったそう。

小泉「創業して間もなく、まだ売上もあまりない時期に、高価なオフィスチェアを皆の分揃えようと言ったんです。びっくりしました。でも、今思えば糸井の思いやりでした」

毎日腰を下ろす椅子は、社員の働く環境そのもの。そこに投資をしようと決めた想いは今、「ケアチーム」と呼ばれるほぼ日の総務に、大切に受け継がれています。



社長の小泉絢子さんの両隣は人事総務企画室ケアチームの加納めぐみさん、木村桃子さん。ケアチームは、お客様の受付も担当。オフィスに流れる心地いい雰囲気は、入口で迎える社員の笑顔から始まっています

小泉「日々、ケアチームの仕事に支えられています。夏の暑い日、彼らは誰よりも先に会社に来て、オフィスを冷やしておいてくれるんです。こまめに窓を開け、空気を入れ替えたり、手洗いの石けんを、ちょっといい香りのものに替えてくれたりね」

会社を回すためというよりも、心地よく過ごすための気遣い。それが自然にできるのが、ほぼ日のケアチームなのです。

小泉「会社が水槽なら、大切なのは魚よりも『水』を飼うことだと糸井は話しています。1人ひとりをマネジメントするより、心地いい環境を整えることで、会社はよくなっていくと。ケアチームが思いやりのある仕事をしてくれているから、“いい水”ができているんだと思います」

いい水の中で、思いやりは循環するもの。ケアチームの日々の仕事に目を向け、感謝を伝える社風があるのも、ほぼ日らしさです。



小泉「自分以外の社員の仕事に興味と敬意を持ちなさい、と昔から糸井に言われてきました。今日もオフィスが綺麗なのは、誰かが掃除してくれているから。そこに思いを馳せる想像力は、お客様へコンテンツを届ける仕事においても、とても大切なものだと思っています」

ほぼ日が、なぜ「ほぼ日」なのか。華やかな舞台の裏側を支える総務の仕事には、その答えが詰まっているように感じます。

小泉「何においても、まずは人です。合理的になりすぎず、お客様と社員を大事にしながら、コンテンツをつくっていく。このやり方でも成長できるんだということを、これからも示していきたいと思っています」

心地いい椅子に腰掛け、小泉さんはこれからを力強く語りました。



左上から時計回りに、ロッカールーム、選べるスープ、座席ルーレット、備品ストック
「ほぼ日」のオフィスづくり
【ロッカールーム】
仕事道具から雑貨まで、個人のお気に入りが詰まったロッカー。取り出しやすいように扉がないつくりで、社員の個性もよく見える

【選べるスープ】
キッチン前に置かれたインスタントのスープやドリンクなど、ささやかな差し入れは、ケアチームが管理。仕事の合間のひと息に

【座席ルーレット】
日々の座席はルーレットで決める。隣り合う社員が変わることで新鮮な会話が生まれ、新たなコンテンツにつながることも

【備品ストック】
フリーアドレスになってから、オフィスの備品はひとつの棚に集約。あると便利なアイテムを、ケアチームがこまめに管理






「ほぼ日」の総務のお仕事
【ささやかな健康サポート】
ホッカイロやマスク、のど飴。オフィスで健やかに過ごすためのケアアイテムを常備。歯科検診や婦人科検診など、社員の健診も幅広く導入し、健康管理をサポート

【地域のイベントにも積極参加】
オフィスのある街、神保町との地縁を大切に、お祭りや綱引き大会など、街のイベントにも総務主導のもとで積極的に参加。神田祭では毎回お神輿を担いでいます

【社内イベントの運営リーダー】
全社会議から社員旅行など、社内向けに企画するイベントは総務がリーダーとなって運営することも。会場の手配や取りまとめから軽食の配布まで、抜かりありません

【備品はいつもそっと補充】
社内の飲料水やティッシュペーパー、コピー用紙にハンドソープ。気づいたらなくなっているものを、気づかれぬ間にそっと補充。スムーズな仕事を支えます





糸井重里さんから、総務への感謝の気持ち
2025 年11 月29 日の株主総会で正式に社長を退任し、会長に就任した糸井重里さん。個人事務所から株式会社化、さらに上場も果たした道のりの中、糸井さん個人にとっても総務の力は不可欠な存在だったようです。

「ぼく個人のなかには『総務』がいないのでした。だから、いろんなものごとが、置きっぱなし、散らかりっぱなし、順番もわからないし、手続きもできない、健康のことも忘れてしまうかもしれません。チームで仕事をするって、ほんとうにありがたいです。「総務」がいてくれて、しかも、こんなぼくみたいな人間のことまで考えてくれてるって、ただただ感謝です。こちらからは『ぼくにできることがあったら一所懸命やりますから。言ってください』という気持ちです」
糸井重里さん
コピーライターを主軸に多分野で活躍する中、1998 年WEB サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」創刊。2016 年東京糸井重里事務所からほぼ日に社名変更、2017 年にはJASDAQ 市場(現東証スタンダード市場)上場









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