婚活中にマッチングアプリで年下男子・こうきと出会ったアイコ。見た目も悪くないし、大手IT企業勤めだし、いいかも!?と思っていたら…一緒に行った食事でまさかの「1円単位のワリカン」をしてきた!!衝撃の“ワリカン男”と、おごられて当たり前な“昭和女”は一見わかりあえないと思いきや、互いに少しずつ理解をし、付き合い始める。
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そこからとんとん拍子に同棲、そしてついにこうきからプロポーズされたアイコ。だが35歳という年齢から、今度は妊娠への不安が募り早速、産婦人科へ行って検査をしてもらうと、まさかの「子宮筋腫」が判明して…。
古い価値観を引きずっているアラサー婚活女子が、合理主義な理系男子との恋を通じて価値観をアップデートしていくラブコメ作品「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」。11巻が発売されたばかりの同作について、作者のコニシ ナツコさんに制作秘話などを聞いた。
――11巻発売、おめでとうございます!11巻の見どころについて教えてください。
11巻では妊活問題や夫婦別姓問題など、新たな問題がアイコたちの前に現れます。妊活に積極的な女性と消極的な男性、自分の姓を変えたくない女性など、今回もリアルな人間模様が描けたのではないかと思います。ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。
――11巻の制作で、こだわられたところ、力を入れられたシーンを教えてください。
アイコの同僚の山下は若くてかわいい花音と結婚が決まり順風満帆に見えますが、実は花音は自分の姓を変えたくないという考えの持ち主でした。花音がなぜそう考えるのか、花音のキャラクターはいろいろ迷いながら決めていったのでぜひ注目していただきたいです。また、自分はこうきの姓になるのが当然だと考えていたアイコとの対比も見ものかなと思います。
――本作では8巻のクリスマスデートも印象的でしたが、もしよければクリスマスの思い出を何か1つ教えてください。
今年は初めてシュトーレンを買いました!1人暮らしの頃は、シュトーレンって高いし1人では食べきれなさそうだし…と、買うのを避けていました。それに、そもそもクリスマスというイベント自体「恋人と過ごす日」いう印象が強く(昭和ですね…)、早く過ぎないかな…と思うばかりで、楽しめていなかったかもしれません。2人暮らしになって、季節のイベントを楽しもうかなという気になりましたね。
「こんな男絶対嫌!」と思っていたアイコが、固定観念を覆してくる年下の彼の言動に惹かれ、価値観が変わっていくさまから目が離せなくなる本作。婚活や結婚の参考になる描写も多いので、結婚を考えている人もぜひ読んでみて!
取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)
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