全国フジテレビ系 ”ノイタミナ” にて、2026年1⽉9⽇より放送開始するTVアニメ『ハイスクール!奇⾯組』の第1話先⾏上映会が行われ、上映後に関智⼀、武内駿輔、松岡禎丞、⼩林千晃、⼾⾕菊之介、佐久間⼤介が登壇。イベントレポートをお届け。
『ハイスクール!奇面組』は、1980年『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)にて『3年奇面組』として連載が始まった、新沢基栄によるギャグ漫画を原作としたアニメーション作品。連載開始後、キャラクターたちの進学に伴い『ハイスクール!奇面組』と改題されるという、当時としては斬新な作品で大ヒット。さらに1985年からはTVアニメも放送され、一大ブームを巻き起こした。
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【イベントレポート】
年明けの放送に先駆けて第1話先⾏試写会がユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて⾏われ、⼀堂零役の関智⼀、冷越豪役の武内駿輔、出瀬潔役の松岡禎丞、⼤間仁役の⼩林千晃、物星⼤役の⼾⾕菊之介、切出翔役の佐久間⼤介が揃って登壇した。
第1話鑑賞後の熱気に包まれるなか登壇した6⼈。まずはそれぞれがキャラクターの声でユーモア混じりに挨拶し、会場の盛り上がりもひとしお。関が「みんな楽しかった︖」と問いかけると、⼤きな拍⼿が湧き上がった。作品の魅⼒を武内「今(の技術があるから)こそできる表現にワクワクした」、松岡「やっぱりアニメーションって芸術なんだなって思いました」 、⼩林「 (最初のアニメ化の)85年版からいい意味で新しさがミックスされて可愛かった」 、⼾⾕「テンポ良く挟まるギャグが気持ちいい」とそれぞれが挙げるなか、佐久間は周囲のスタッフや共演者から多くの反応をもらったといい「⼀番反応良かったのはビビる⼤⽊さん。 『俺好きでさー!』って⾔ってくださって」と明かし「現代の⼈たちにも愛してもらえると思うと放送がすごく楽しみです」と期待を募らせる様⼦を窺わせた。
さらに、今回演じたキャラクターについて聞かれると、関「謎めいた奥深さ、宇宙みたいな⼈。意外と⼆枚⽬なんです」、武内「⼈情味に溢れている部分は秀でて魅⼒的なんじゃないかな」とそれぞれが真⾯⽬にコメントするなかで⼤間仁を演じた⼩林が「寝たい時に寝て⾷べたい時に⾷べる。その⾃由さが羨ましいなと思ったんですが、アフレコの時で⾔うと……」と切り出し、「(室内が)暖かかったせいか、CO2濃度が⾼かったせいか関さんがお眠りに」をアフレコ収録時のエピソードを披露。関「微睡んでいただけ」と否定しつつ、その原因は収録⼈数が多すぎてCO2濃度がどんどん上昇したことだと弁明。「その数値を⾒たら『みんな眠くなるレベル』だったんです」と付け加え、会場の笑いを誘った。
アフレコ収録は30⼈ほど集まる⽇もあり、スタジオ内に出演者が⼊り切らず、チームに分かれる⽇が出るほど。関「ほかの収録の倍くらい時間がかかっていました」という現場の話はアドリブの多さについてへ。佐久間は「ここまでは⾃由だけど、これはダメなんだ!みたいなこともありましたね(笑)」と振り返り、関「あるパロディシーンをできるだけモノマネしてやっていたんですが、武内くんに『テストのほうが良かったのでもう⼀回やってください』ってダメ出しされて」と武内によるディレクションシーンもあったと暴露。武内は「ちょっと欲張っちゃいました(笑)あと、杉⽥智和さんがパロディには詳しいので解説してくれたりしましたね」と杉⽥のモノマネを織り交ぜながら現場でのやりとりを再現した。アドリブが⼀番多かったのでは、と共演者たちから指摘された松岡は「みんなが⼀⽣懸命やるから⾃分も湧き出てくるものがあるんですよ」とした上で「勝⼿にセリフとか変えていました」と語り、第1話から必殺技が繰り出されるシーンでそれが⽣きているシーンも。佐久間も松岡のアドリブには「⼀⾔うたびに笑いを堪えるみたいな……」と思い返し、ずっと笑っていたという⼾⾕も「とにかく松岡さんに弱くて、何度台本で顔を隠したことか……」とオンエアに注⽬してほしい旨を⼝々にコメントした。
”奇⾯” を ”個性” としてプラスに捉えて過ごしている奇⾯組メンバー。登壇者たち⾃⾝の個性的な⼀⾯について聞かれるとそれぞれ悩みながら、まず関が「武内くんはモノマネしすぎです」と無茶振り。⼭寺宏⼀などのモノマネを披露させ観客が⼤爆笑する場⾯も。そんな武内は「佐久間さんがずっと明るい。どの瞬間もこのステージに⽴ったままっていうか」と佐久間の性格を挙げ、佐久間は「基本どこでもこの状態なので⼈⽣楽しいです!」と満⾯の笑み。さらに関が「声が⼤きくて通るんです」と⼤絶賛した。⾃⾝を無個性だと主張する松岡についても⼾⾕から「性質として、アフレコブースの隅っこに座ろうとされるんですよね」と指摘され、 「すぐに脱出できるようにね」と即答。そして⻘汁を炭酸⽔で作るスペシャルドリンクを毎⽇飲んでいることも個性として明かされた。「とにかく⼈が寂しくならないように」たくさん会話をするという⼩林は会場に向けて「寂しいよって⽅いらっしゃったら……」と呼びかけ、多くの⼿が上がる事態に。加えて佐久間と「好きなご飯が似ている」といい、⼆⼈がラーメン⼆郎好きであることが発覚。「温野菜があるのでヘルシー」と⾔い張る佐久間に登壇者たちが疑問の声をあげるなか、⼾⾕が ”鍋⼆郎” をしたことがあるというタレコミが⼩林から⼊り⼾⾕が被せて「お腹すいたよって⽅がいたら……」と笑い混じりに会場に呼びかけた。
最後には原作の新沢基栄による各キャラクターの書き下ろし⾊紙が登場し、会場からは喜びのどよめきと拍⼿喝采。キャストそれぞれが満⾯の笑みで抱え写真撮影を⾏い、
佐久間「まず頭を空っぽにして⾒るとすごく楽しい作品です。それでいて刺さる⾔葉や信念だったりをキャッチしてもらって、⼈⽣のなにかの糧にしてもらえたら」
⼾⾕「いまアニメになっても共感したり、笑ってもらえるポイントもありますし、たくさんのキャラクターで彩られている作品なので注⽬してください」。
⼩林「40 年前に⽐べると厳しくなってきている規制などを乗り越えようとする⼒強さと、コンプレックスをポジティブに変えていくというテーマが現代にマッチしているなと。令和だからこその奇⾯組を楽しんでもらえたら」
松岡「本当にハチャメチャな1話だったと思いますが、奇⾯組も他の登場⼈物も⾊々なバックボーンがあってそれも描かれていきますので、ぜひ楽しんでください」
武内「原作にはないエピソードもあるのでアニメを⼊り⼝に原作も触れてもらいたいです。アニメオリジナルの話も考えさせられるような話があります。まずはオンエアをお楽しみに!」
関「学⽣さんや、会社勤めのひとも⼤変でしょ?奇⾯組が個性を抱えながら明るく楽しく吹き⾶ばして、そんな悩みを『気にしすぎなのかな?』って吹き⾶ばしてくれます。⾦曜⽇の夜に奇⾯組を⾒て、翌週働く元気をもらって……リセット装置として楽しんでもらえたら嬉しいです」
とそれぞれがメッセージを寄せた。収録現場は実際に学校のようだったという『ハイスクール︕奇⾯組』の和気藹々とした雰囲気が伝わる、終始笑いに包まれたイベントとなった。
(C)新沢基栄/集英社・奇⾯組
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