レオナルド・ディカプリオが、米TIME誌の「2025年エンターテイナー・オブ・ザ・イヤー」に選出された。
選出の決め手となったのは、ポール・トーマス・アンダーソン監督との初タッグとなった「ワン・バトル・アフター・アナザー」の成功だ。ディカプリオ演じる冴えない元革命家の男が、命を狙われた娘を守るため、次々と現れる刺客たちとの戦いに身を投じていく。上映時間約3時間、続編でもリメイクでもIP作品でもない完全オリジナル脚本だ。こうした企画が大規模予算で実現すること自体、今のハリウッドでは稀になっている。ディカプリオというスターの存在が、作品の実現と興行的成功を可能にした。
同作は世界総興収2億ドルを突破。批評面でも高く評価されている。米国の映画批評集約サイト、ロッテン・トマトでは批評家支持率98%を記録。同じく批評を集約し100点満点でスコア化するメタクリティックでは95点を獲得した。いずれもディカプリオ主演作として過去10年で最高評価となる。ディカプリオはTIME誌の取材に対し、「歴史的事実にも、過去のキャラクターにも、ジャンルにも結びつかない、真にオリジナルなストーリーがどれほどあっただろうか」と、本作の意義を語っている。
同作は賞レースを席巻しており、ゴッサム賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー、ロサンゼルス映画批評家協会賞など、主要な批評家賞で軒並み作品賞を獲得。ゴールデングローブ賞でも最多9部門にノミネートされた。来年3月のアカデミー賞でも最有力候補として注目を集めている。
【作品情報】
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ワン・バトル・アフター・アナザー
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Photo by David Jon/Getty Images for Warner Bros. Pictures